ドゥマゲッティの呼び名について

ドゥマゲッティの呼び名について
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ドゥマゲッティについて検索すると様々な名前が出てくるので戸惑う

ドゥマゲッティ、ドゥマゲテ、ドゥマゲティ、ドマゲテ、ドゥマグエテ、デュマゲテなどなど

ドゥマゲテと呼ばれるのが日本語では一番多いと思うが僕らはあえてそうは呼ばなくドゥマゲッティと呼んでいる。

ドゥマゲテと呼ぶのは現地の言葉ヴィサヤ語を知らないマニラやタガログ語圏の人や、外国人が多いように思う

何故現地ではドゥマゲテとは呼ばないかと言うと、「ゲテ」と言う言葉がヴィサヤ語では卑猥な言葉になり、しっかり発音してしまうとまず現地の人に嫌な顔をされるかもしくは笑われる。

そもそもDumagueteの語源はヴィサヤ語やセブアノ語のdagit(ダギット)で奪うと言う意味、もしくはdumaguet(ドゥマゲット)で急襲するという意味でモロの海賊やイスラム軍からの侵略、略奪の歴史を物語っている所から来ている

僕が初めてドゥマゲッティを訪れた23年前には既にセブアノ語もヴィサヤ語も話せていて、仲良くなった地元に詳しい友人にこの話を聞いていたので

決して「ゲテ」という風にはならないので、僕らは敢えて「ドゥマゲッティ」と呼んでいる

街の名前に奪われるとか急襲されるという語源があるのは物騒だなと最初にドゥマゲッティを訪れ街の歴史を聞いた時は思ったが、今思うとそれほど魅力的な場所でもあったと住んでみて分かる。

特に立地が抜群だし、気候も環境も他のフィリピンの島や街に比べても絶妙だということが住んでみて分かる

それほど奪いたい何かがあるし、襲いたい何か理由があると言うことだと思う

他の地域に比べても人々は穏やかで気候も穏やか、雨期とかで洪水になったり雨がずっと降り続けて困ることはマニラなどに比べてもほぼない

台風も直撃することは数年に一度しかなく、地震も極少なく、自然災害も少ない

アジアで一番最初のアメリカンであり、プロテスタントである大学が築かれたのもこのドゥマゲティで、今や人口の3割が学生の学園都市になっているが、この立地を選んだ理由も分かる気がする。

度重なる危機の中でもぶれないアカデミックで海と自然が豊かな街なので、今でもドゥマゲッティはフィリピンの中でも最も治安が良い街「City of Gentle pepole」として世界の中、特に教育移住やリタイアにおすすめの街として名が広まっている

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