スペインとドゥマゲッティ生活を6つのカテゴリーで比較してみた

スペインとドゥマゲッティ生活を6つのカテゴリーで比較してみた
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今年の夏休みは元フィリピンの親玉だったスペインで1カ月半ほどプチ移住をしてきました。

フィリピンはかつて330年以上もスペインの植民地だったので様々なことにスペインの影響を受けています(言葉や慣習、食文化すらも)

その本家スペインの生活はフィリピンの生活とどう違うのか?

スペイン移住とドゥマゲッティ移住を勝手に比較してみました。

①物価

まずは物価が大きく異なります

スペインは基本的に安いイメージがあるかもしれませんがそれはEU、西ヨーロッパ圏内での話で世界的には安くはありません。

ましてやフィリピンと比べるとありとあらゆるものが高いです。

ただしスペインは日本とは違い生活必需品に対する税金がかなり安く、スペインで持ち家があり、旅行などに出かけないで質素な生活を送る分には日本より遥かに安くてコスパ良い生活が送れます(賃貸は高いです)

食費やお酒代、最低限の衣服、コスメ、その他の生活必需品はフィリピンと比べてもわりと安くクオリティが高いです。

交通費、外食費、旅費、家賃、光熱費などはわりと高いのでドゥマゲッティの方がコスト低く暮らせることは確かです。

しかしフィリピンも贅沢品特に輸入品などはとても高くなるので日本やヨーロッパと同じような生活をフィリピンで送ろうと思ったら本場よりも高くつきます。

②便利度

良い意味でも悪い意味でもスペインは個人を尊重する国なので、サービスの面や利便性、便利度ではアジアに遥かに劣ると思います。

昼間の時間は問答無用でシエスタになり店が数時間休みます

また日曜日や祝日は平気でみんな休み、どこのお店もやっていなく、やっているのは中国人やアラブ人が営むお店のみとなってしまいます。

ドゥマゲッティの方がずっと融通が利き、お金さえ払えればずっと気持ちの良いサービスが受けられます

③自由度

スペインに来て一番びっくりしたのが意外にも自由度が低いことです。

特に子供やペットはガチガチにルールで縛られている感じで、自由に遊ぶことができません。

7歳と9歳のうちの子供達は自分達ですぐ近くの公園に行く最中に警察に引き留められ、家にすぐに帰るように何度も念を押されました。

それでも食い下がると、12歳以下の子供は親同伴でないと外にも出てはいけないようです。

ちょっと買い物に行くこともできず、親がどこに行くにも一緒でないと行けないと法律で決まっているようです。

EUになってからなのか?スペインの自由度がかなり低くなり、管理社会、警戒社会になっているのでスペインで子育てはちょっと物価も高いし遠慮したいなと正直思いました。

その点ドゥマゲッティは自由ですし、日本の昭和初期のように近所の子供達がみんなで遊び、誰かしら大人が面倒をみたり、目が届く所に誰かいるので安心です。

みんなで声かけができているし、コミュニティが出来上がっているので安心して子供達が遊ぶことができます。

④英語通用度

これも良い意味でも悪い意味でもスペインは独自の文化が強く、それに相当なプライドを持っているので当然スペイン語が強いです。

観光地に行けば英語話せる人もいますが、普段の生活圏で英語が話せる人がドゥマゲッティほどは全く多くなく、スペイン語を勉強しないと仲間にはまず入れないでしょう

スペインに住んでいる外国人もほとんどの人がスペイン語を話していることからも良くわかります。

ドゥマゲッティでは日常会話程度でしたらほとんどの人が理解できますし、住んでいる多くの外国人は英語で会話しています。

⑤差別

かつて無敵艦隊と怖れられ多くの国を植民地支配していたスペイン

日本人と結婚していた大らかなスペイン人の口からですら過去の栄光に浸るスペイン人の話を聞きました。

いまだに階級社会というか、生活していても黒人や黄色人種は社会の底辺で働いている姿を良く見かけ、一般的なスペイン人達とは相容れない距離感のような空気があります。

フィリピンは同じアジア人というのもありますし、様々な国に侵略されてきた歴史もあり大らかであまり気にしない南国気質なので差別や区別することが少なく、平等でないこと、争いを逆に毛嫌いする風潮がフィリピンにはあります。

⑥食べ物の美味しさ

食べ物の美味しさは圧倒的にスペインに軍配が上がるでしょう

逆に330年以上も植民地だったのに何故フィリピンは食がまずくセンスがないのか??っと本当に不思議なぐらいです。

ただし、フィリピン人に食のセンスや料理スキルがないだけであって、フィリピンの果物は美味しいですし、野菜も料理次第で美味しく安く、特に魚介類はドゥマゲッティは激安価格で美味しいものが多くあります。

(貝類、生しらす、海ぶどう、イカ、タコ、エビ、カツオ、マグロ、あじ、さわらなどなど)

まとめ

スペイン生活とフィリピン生活(ドゥマゲッティ)を6つのカテゴリーで比較してみました。

結果スペインは十分な資金があり、子連れやペット連れでなければお勧めです。

十分な蓄えがある老後の生活やロングステイにスペインは向いているのかもしれません。

ドゥマゲッティは改めて教育移住に向いているのではないかと感じました。

子連れでのメリットが高く、フィリピン人は子宝で子供を非常に大切にするので子供を連れている方がみんな親切にしてくれたりとフィリピン生活はより豊かになります。

最近教育移住に教育レベルの高さやヴィザの取りやすさでオランダに行く方がいますが、

僕が直近で聞いた話では上記した6つのカテゴリーのスペインのような感じのようで、物価高く、家も見つからないので3か月で諦めた方をサポートしました。

まずはしっかりとした準備と計画が必要で、事前の情報収集が必須事項です。

予算ごとの移住先などもしっかりと選んだ方が良いと思います。

今回はスペインとフィリピンというちょっと極端な例ですが、カナダやオランダ、マルタなどを移住先の候補として選び、予算が心配なのでフィリピンも考えておくと言うパターンは結構あるのではないかと思い比較してみました。

何かのお役に立てていれば幸いです。

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