ドゥマゲッティの学校での障害を持ったお子さんの受け入れ

ドゥマゲッティの学校での障害を持ったお子さんの受け入れ
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軽度の障害を持ったお子さんをドゥマゲッティの学校に通わせたい親御さんが最近増えてきた。

以前もそのことについては触れたが今回は実際にドゥマゲッティの学校がどのように受け入れてくれるか一つのケースを元にお話ししたいと思う。

障害を持ったお子さんの留学

 

まずドゥマゲッティにある学校いろいろな所に聞いたが基本的に軽度であればどこの学校でも比較的寛容に障害を持ったお子さんの受け入れを行っている。

医者の診断書や校長や先生との事前面接などはやらないといけないが、基本的には大丈夫ですよ、可能ですと即答してくれる学校が多かった。(短期であれば診断書がいらない学校も多い)

フィリピン的寛容性、オープン性のなせる業か、とりあえずは受け入れ問題が出てくれば後で何とかしていく、リスクや責任を取りたくない、前例のないことはやりたくない日本とは大違いだ

 

特にクラスを分けるわけでも特別なことをやらせるわけでもなくみんなと同じことを同じようにやらせる、もし問題や、授業についてこれないなどがあったら先生や周りの生徒でフォローしていく、「今までそういう生徒の受け入れはしてきましたし、先生が何とかしますので大丈夫です、先生も一人ではないですし、アシスタントも含め数人体制ですから大丈夫です」と学校からは言われる、大丈夫の度合いが正直日本とは違うのであるが、大丈夫だと言ってくれているのだから任せるしかないし、何でもかんでもやってあげる、整えられている、甘やかされている日本で学ぶよりも良いかもしれない

先生も生徒も含めみんなで欠点を個性を補っていく、フィリピンの学校はそんな感じで案外うまく成り立っていて、ベースがカトリックやキリスト教の考え方にもよるのかもしれないが、人間はみんな完璧ではなく欠点や罪を持って生まれているので、それを認め合って協力してみんなで共有し生きて行くという感じ。

その欠点を無理に治そうとかしなく、みんなそういうものを持ちながらも自由にやっている感じだ

学校によって受け入れ体制は異なるが、親御さんの方もまずはすべて任せてみるというのもありだと思う。

親が変に介入してしまうとお子さんの自立の妨げになり、せっかく違う環境にも慣れようとしていて、新たなスタートを切ろうとしているのを邪魔してしまうこともあると思う。

それでも心配な人のために、いくつかの学校は最初の1週間とか(先生や学校により期間は異なるが)クラスに親が付き添っても良いとしている

また一週間が過ぎてからも学校の敷地内で何かあったらすぐ駆けつけられるように待機していても良いとしているし、何かあったらすぐに先生から連絡してもらえるようにしている。

(相談したい、頼んだりしないとやってくれないが)

発達障害専門の病院に行きその病院からグレーではなく発達障害があると診断を医者からもらったお子さんのお母さんが、その医者の子供も同じような障害があり話を聞いた時の話が印象に残っている

その医者にそのお母さんはドゥマゲッティという所の学校にまずは試しで3か月通わせてみて気に入ったら長く通わせてみようと思っているのだがどう思いますか?と尋ねた

医者は「あなたのお子様の場合は日本の一般的な公立の小中学校に入れるとせっかくの才能の芽を摘むことになるから自分から本当に学校に行きたいというまでは学校に行かせては駄目だ

フィリピンに行くのは凄くいいね!」

断言、即答で仰っていたそうです。

それにしても、日本の公立の小中学校に入れると才能の値を摘むことになるとは、日本の教育はどうなっているのだろうか??哀しくて涙が出てくる

もしドゥマゲッティの学校に来てその子が生き生きと学校に通ったり、少しでも楽しいと思ってもらえたら、日本の学校なんてすぐに辞めてドゥマゲッティの学校に来るべきだと思う。

そういう助けになれれば、行くところが他にもあるという砦になれればと切に思う

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