日本全国とインドネシア、中国、ミャンマー、セルビアなどで農業学校や農業支援、ビジネスをしている会社に転職した以前ドゥマゲッティで農業ビジネスをやろうとしていた方から再び声がかかり農業学校に興味がある団体や企業がないかとの依頼があった。
早速いろいろ聞いてみたが案外興味があったりうちの土地や学校使っても良いよ,一緒にやりたいという人々がいるものでドゥマゲッティの大学やバイス市の副市長、アムランに土地を持ち農業をしている弁護士さんなどと話をしてきた。
みんなフィリピンの農業技術や知識が今一つなことに限界を感じていて、日本の技術力や知識、経験を教えてくれる人が来てくれ一緒にやってくれたらと喉から手が出るほど欲しがっている。
場所も提供するし資本も出すし、労働力も生徒も確保できているし全く問題ないので日本側はただ指導してくれたり、ビジネス的なことも含めて経験を活かしたアイディアや実践的な知識や技術が欲しいとのこと
現在フィリピンはドゥテルテ大統領になってから自国の農業に力を入れ始め農業学校に通う生徒に無償の奨学金制度も作っている。
ドゥマゲッティ、ネグロス島の農業の状況は今までちょくちょく紹介してきたが
今こそ受け入れ態勢も全て整い、国の関心も農業、ネグロス島は特に農業に優れた土地でいろいろなものがやりやすいが、本来の大地主だけが儲かる大規模農業ではなく日本型の農業で収益ややり方を確立できる農家さん達が少しづつでも現れてくれればこの国自体も変わってくると思う。
ドゥマゲッティの中でも一番関心を持ちすぐにでも動ける学校がある。
農業学部もあるメトロドゥマゲッティカレッジの校長兼オーナーのデルマ女史は高校も大学も併設しているうちの学校をすべて使っていただいても構わない、バイスに農園もあるし、最近提携したYMCAネグロスオリエンタルの施設も農業向けなので使って欲しいと熱心に話を聞いてくれ日本式農業でネグロスをフィリピンを変革していく活動にすごく興味があると語ってくれた。
「フィリピンでも正直農業学部は人気がない、何故なら農業は儲からないと思っているから」「かっこよくないとか重労働だとかは関係ない、まずは食べていけないと話にならないのでそれを最低限確保することが先決、ある程度儲けられることがわかれば若者は沢山いるし応募者が殺到するだろう、昔からネグロスは農業には全く抵抗ない」とデルマ史は言う
ネグロスは昔世界中の砂糖の値段が暴落した時に失業者や飢餓者が続出し日本でも大きなニュースになり募金を募った
その時に新たな砂糖のブランドを創り積極的に動きその危機的状況を救ったのも日本だ。
僕はボランティアや慈善事業だけではなかなかフィリピンの農業の明るい未来は創っていけないと思う
フィリピンで農業をやりたいや、学校で教えたいと思う方々が来てくれるだけでも有難く、その方々も含めてみんなが利益や儲けを創り潤い循環、継続していくようにならないと難しいと思う。
ネグロスには高い山もあり肥沃で広大で安い土地がある、水も豊富にありフィリピン第二の都市セブも近い
何よりも人財が豊富にある、農業に抵抗がなく若くて働き盛りの人々がたくさんいる。
経済成長著しく人口増加も著しい、消費動向も素晴らしく豊かになってきたので健康、美容志向も急激に関心が出てきた。
フィリピンで農業を教え、良い人材を日本でも活用でき、かつ新興国フィリピンに日本の野菜や日本式で作った付加価値ある野菜や米などを売ることができたらビジネスとしても良いしみんながハッピーになれる良き循環ができるのではないか
今なら国の支援もあるし、この地域の支援もあるし、うちとしても今一番取り組みたいことなのでサポートしていきたい。
学校、人材派遣、栽培＆販売、輸入＆輸出
農業でフィリピンの未来を創っていくことをやっていきたい。
