海外生活長期と短期では全然違う??それぞれの心構えと成功する海外移住とは

海外生活長期と短期では全然違う??それぞれの心構えと成功する海外移住とは
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コロナの影響でフィリピンに住んでいた友人やクライアントの方々が日本に一旦帰国して、電話や直接会って話す機会が増えている。

その中で僕が最初にドゥマゲッティの街を案内して家を紹介し、そこから4年ほど住み始めているリタイアしている方と電話で話をした内容が少し気にかかっている。(ドゥマゲッティ4年、シキホール3年、セブやマニラ近郊でも住んでいた)

その方が言うには「ドゥマゲッティで生活するのは1,2年以下の短期で期限を決めて住むには凄くお勧めで、特に学校に通い英語を学んだりするには最適だが長期でリタイアしたり住むにはちょっとお勧めできないな」っとおっしゃる。

何でそう思うのか?をいろいろ伺った所さすが元学校の先生様々な明確な答えが返ってきた。

それを踏まえて今回は海外生活の長期と短期でどのような違いがあるのかや、海外移住には何が必要なのかや、心構えなどをまとめていきます。

まずドゥマゲッティ移住は何故長期滞在者には向いていないのか?

これは一番の要因は医療だとおっしゃる。

やはり何といえども病院の数や施設はまあ整っているドゥマゲッティだが、日本に比べるとアメリカなどでもそうだが国民性的にも適当さやずぼらさが出て来るのでどうも信ぴょう性に欠けるとおっしゃる。(この方は元学校の先生だし超几帳面でしっかりした性格の方です、何故こういう方がそもそもフィリピンを選んだのかも結構疑問なのですが)

加えて言葉の問題も大きくフィリピンに移住して来る方特にリタイアして来る方で英語がしっかりと話せる方がかなり少ない、医療を受けるのに言葉がままならないのは結構致命的だとおっしゃっていました。

また、その方曰く何かの統計でリタイアや海外移住で失敗したと答える日本人の割合が7割ほどで多いらしくその原因は上記したような語学の問題を筆頭に、現地の人や現地に住む外国人や日本人との人間関係のトラブルが多い。

僕もそうだがその方もまずは移住する前からある程度の語学を身に着けておく(住み始めから覚えても良いと思うが、最低限は話せないとやはり誰かを頼ることになる)必要があると思っている。

人間関係においてもその語学が苦手だというのが人間関係にも関係してきてしまい、話せないままでいたら誰かに頼るしかなくその頼る人が良い人とは限らないケースが海外では結構ある。

ドゥマゲッティでは少ないがセブやマニラや東南アジアの都会ではそういう言葉が話せない移住やリタイア初心者をかもにする詐欺師が現地の人でも現地に住む日本人でも必ずいる。

「現地に住む日本人には気を付けなさい、現地に長く住む日本人が一番悪い」とか言う話はよーく特にフィリピンでは聞くがそうなる原因は必ずあるのでそこをしっかり考え対策してもらいたい、何でもかんでも疑ってくる日本人が結構いるので逆にこっちが迷惑している。

その方は極端だがそのぐらいしても良いという一つの例として人間関係を凄く整理している。

僕もかなり心がけていることなどで少し触れておくと

①現地の人とは距離感を上手く置く(腹六分ぐらいで付き合う)

②現地に住む日本人とも信用できる人としか付き合わない

③金銭の貸し借りはいっさい行わない

④仕事やビジネスの話は極力しない、乗らない

⑤何故ここに住んでいるかの目的を見失わない

その方の例だがその方はまず現地の人や日本人とも本当に信用できる人としか基本的に付き合わず、余計な誘いはいっさい断り、慣れ合わない

自分はリタイアしてドゥマゲッティをベースに世界を周ったり、今までできなかった余暇を特に美術や読書や書き物をするのを目的に気候の良いドゥマゲッティを選んだのだということを貫き通し、余計な人との付き合いはいっさいしないで食事も自炊してきっちりと日々を健康的に送っています。

お金の貸し借りやビジネスなどのうまい話に乗ることでのトラブルがフィリピンでは特に多いのでそういうこととはいっさい関わらないことを決めています。

ここまで徹底できる人は彼が会った中でも僕が会った中でも全体の2割いるかいないかです。

上記した7割の人が失敗に終わったと言っている理由がここでも一つわかると思います。

ほとんどのこの失敗したと語る人達には自分自身にも原因があるのです。

何故長期滞在者に向いていないとおっしゃったかと言うと

上記したことを長期間続けていける人がまた少なく、それは常夏の楽園特有の恵まれた気候からも僕は南国病と呼んでいますが、相当な意志力や自制力や多くの経験がないとこの南国に流されどんな人でもテキトウになってきてしまい、上記したことを忘れてしまいついついどんどん怠けていったり悪い方向にいく人が多くなってくるのです。

長期間正常に自分の決めたこと、思い続けたことを南国で保ち続け実行し続けられている人は1割にも満たないかもしれません。

まあ何が幸せか、何が良いかなどは誰にも決められないし、だからこそ方向転換もありなのだと思ってくるのです。(実際にそうだと思いますが隙につけこまれます)

そこに付け込まれて騙されたり、トラブルや事故に合い結局海外移住、リタイア生活は失敗でしたーっとなる人が多いのです。

日本にいても本来そうだと思うのですが油断してはならないのです。(平和ボケ)

日本人は今の日本が安全過ぎて、また疑いを知らないお人良し過ぎてリスクマネージメントや、油断や隙を作らない行為や立ち振る舞いを凄く苦手としていると僕は思います。

海外に住むと全て自己責任の下でこれらを行わないとならないのでなかなかしんどいと思いますが、慣れればそんなことはないし、むしろ「矢でも鉄砲でも飛んで来やがれーー」っと楽しみながら僕はやっています。

何故自分は海外にいるのか?の理由や目的を明確にしていないとなかなか長期続けるのもしんどくなってくるし、どんどん崩れていくのも当然と言えば当然だと思います。

なので長期と短期では心構えや内容そのものが結構違うと僕は思います。

どちらが良いとか悪いとかではなく自分にはどちらが向いているかや、どちらが良いかを選んだら良いと思います。

最近増えてきたのが日本では金銭的に難しいから海外の生活費の安い国に行くしか生活の方法がないと決めつけて行く人がいますが、それではなかなかうまくいかないかなと僕は思います。

では短期はどうなのかと言うと

まずは海外そのもので暮らしていくことに慣れていないと思うので短期的な思考や目標を立て、

1年間で海外生活とはどういうものかを経験し、言語も日常会話程度はマスターする、できれば現地の人とも接したいが無理はしない、自分達のできる範囲で焦らずまずは安定して生活することと、この先海外で生活したり英語を使って働いていけるかをみるためにも英語を勉強するという風に考え、あまり無理のない余裕を持った目標で最初はやっていけば良いと思います。

ずっとそこにいるわけではないので我慢できることもあると思いますし、あくまでもまずはお試しや経験をするそれを楽しみながら行うという楽しい旅行の少し延長線上ぐらいにすれば良いと思います。(結構人は慣れていくので虫がダメとか、汚いのがダメとか言う人もいるが、数カ月や半年以上経つと結構な割合で慣れてしまっています)

始めから長期でいると決めないで良かったら延長するぐらいが成功していると今までサポートした方々から感じます。

だいたい皆さん1年でお試しで来ますが、気に入り、もう1年やもう2年というように延ばし延ばしで滞在されています。

「最初から長期でいます!!よろしくおねがいいたします!!」と鼻息荒く決めてしまって周りの話を聞かなくガチガチになっている方が気がついたら数カ月で帰国してしまったという例も見ていますので、まずはリラックスしていろいろ決めつけないでください。

経験上長期だとプレッシャーが違うのか気負いし過ぎて失敗するケースを多く見ているので短期でだましだましの方が上手くいくと思います。

まとめ

色々難しいことを言っているように聞こえるかもしれませんが、上記したことは海外で生活していく上では結構基本的なことで、海外でなくても日本での生活でもこれからの時代は特に実行してみたら周りの余計な情報や同調圧力みたいなものに流されずに、自己責任で芯を持ちより自由に自分らしく生きていけるのではないかと思います。

日本人の特性上ちょっと難し目のことなのでいきなり全部をやろうとするのではなく、少しづつ少しづつ1%づつからでも良いので取り組んでいければ良いと思います。

コロナ渦で今は海外に出れないので日本にいる今から少しづつ始めていくのをお勧めします。

自分が変わっていくと周りも変わっていくはずです。

海外に出るともっと変化が大きなものになっていくと思います。

新たな世界で新たな自分になっていく、ワクワクしませんか??

それを今から日本で体現していくとコロナ後には大きな変化になり準備万端な状態で新たなスタートを切れると思います。

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