コロナロックダウン下で日本帰国に必要な書類と手続き

コロナロックダウン下で日本帰国に必要な書類と手続き
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現在私はフィリピンのネグロスオリエンタル州ドゥマゲッティ市にいるが、今月15日に日本に帰国する。

航空券を取得しさあ帰れると思っていたが考えが甘く、現在フィリピンではロックダウンが続いているのでネグロスオリエンタル州から出るだけで様々な書類や手続きが必要になる。

日本国籍で日本に帰国するだけだから、そんなのそこまで必要ないでしょと高をくくっていたがこれまた甘かった。

同じく日本に帰国したり、ネグロスオリエンタル州から出てマニラやセブなどの他の地域に行きたい人のために必要書類のサンプルやどのような手続きがあるか、どこに行かなければいけないかを紹介します。

ちなみに6月5日現在これらの手続きを全て行うのに3日間かかりました。

まずすべての工程はトラベルオーソリティー(Travel Authority)旅行許可をを取るためにあります。

必要書類は

①Medical Certificate(すごく簡単な健康診断書)

②Barangay Certificate(バランガイの証明書)

③photocopy of ID(自分の何かしらのIDのコピー)

そして旅程や電話番号なども書き込む必要があります。

また、最終的にフライトの当日に病院に行き最新の健康チェックを受ける必要があります。

24時間以内のものと書いてありますが、警察のお偉いさんにいろいろ確認しましたが、フライト当日でないとダメだと言われました。

私の場合は10時50分のマニラ行きのフライトなので朝7時とか6時に病院に行き健康チェックをしてきなさいと言われました。

(病院は開いているそうです)

取得の手順は

①自分が住んでいる住所のバランガイに行きBarangay Certificateをもらう。

※この際何でこんな細かいこと言うのか謎ですが、書いてもらう文章の内容によりみんな突き返されバランガイに戻って書き直してもらえと言われる危険性大です(私も突き返されバランガイまで戻りまた翌日出直しました)

Locally Strandedの状態でGCQ中だという文章が必須のようです。

バランガイはわからないのでLockdownの状態だと書いてしまいますが、これではダメだとかなりのフィリピン人も突き返されていました。

この添付写真のバランガイサーティフィケイトの文章でやっと通りました。

②Barangay Certificateを持ってCity Healthに行き健康チェックや診断を受ける。

まず書類を提出しいつフィリピンに移住してきたかとか、いつ到着したかとか、ネグロスオリエンタル州以外の場所にいつ最後に行ったかなどを聞かれます。

その後一人一人体温を測り、何故か血圧を測り、そして熱、せき、鼻水、体調悪くないかなどの有無を質問されます。

最後に再び呼ばれ、先生の最終チェックがあり終わります。(私はされませんでしたが、聴診器をあてられている人もいました、簡単な質問だけで終わります)

③Barangay CertificateとMedical Certificateを持ってPNP、ポリスステーションに行きます。

ここで最終的にTravel Authorityをもらい完了のはずでしたが、ここがなかなか過酷でした。

まず滅茶苦茶人がいます、そしてフィリピンスタイルで点でバラバラ優先番号も渡されずにどんどん早い者勝ちになり我先に割り込みするのでぐちゃぐちゃになります。フィリピンカオスに身も心もボロボロにされます。

順番が回ってきて書類をチェックされます

書類の裏に名前、年齢、電話番号、フライトスケジュールと行き先などを書かされます。

そこで書類が通れば無事完了!

※ここからは番外編というか実際に私が辿った道です。

④警察に書類をチェックしてもらったが、私はドゥマゲッティに長年住んでいるのでそれはLocally Strandedつまりロックダウンで閉じ込められているわけではなく、自分の意志で日本に帰国したいと言うことなので警察では判断できないと言われる。

確かDILGという別の機関に電話し判断を委託したが、電話が通じず1時間以上待たされる

前日DILGのトップに会って話をし、DILGは必要ないと言われた話をして、やっと諦めたのかまたしばらく待たされ今度は警察の上層部の機関に行け、話を通してやるからそっちに行って判断を受けなさいと言われる。

⑤警察上層部のTask Forceに出向きMACという愛称を言い人を探せと言われる。

すぐに対応してくれ、すべての書類のコピーを取って来いと言われ、コピーを取り提出する。

Travel Authority の名簿にまたまた名前や住所、行き先、電話番号などを書かされる。

そしてこれで終わりかと思ったが、翌日午後また来い、その時にTravel Authorityを渡すと言われる。

こうして3日間かかりTravel Authorityを受け取った。

今度はフライト当日に病院で健康チェックを受け、飛行機に乗ってマニラへ

ANAで帰国予定だが、12時10分にマニラに到着し、14時40分の羽田行きの便だが

2時間半しか時間がなく、ターミナル3からターミナル1に移動しないといけないし、こんな状況下でいろいろチェックされたり、フライトも遅れそうなので安全策を取り翌日のANA便にした。

果たして無事帰れるのか?

次回はフライト当日の病院での健康チェックの様子と、ドゥマゲッティ―マニラの国内便

マニラ空港で一夜を明かす様子、マニラ空港の状況、そしてマニラー羽田便を紹介します。

鬼が出るか蛇が出るか?帰国までの道のりはなかなか遠い

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