最初のニュースはネグロスオリエンタル州は予想通りコロナ警告レベル4のまま11月14日まで延長されることになりました。
フィリピン政府が出した新たな警告レベル、レベル5まであり4は最悪レベルの一歩手前、レベル5の地域はほぼないので実質最悪レベルでドゥマゲッティ市はフィリピンの中でも二つある最もリスクが高い地域の1つに選ばれてしまいました。
それも関係してか、ネグロスオリエンタル州の中でも感染者が増えているサンボアンギータという街は町長がロックダウンを行いました。(ドゥマゲッティから車で45分ぐらい、僕が立ち上げた日本人オーナーのビーチリゾートがある街)
前回も触れましたが去年や一番最高に感染者が多かった時期に比べても今が一番増えているわけでもないですし、急激に増えているわけでもありません。
1つはフィリピン政府がワクチンをどうしても広めたいからが関係していると思いますし、受け入れられる病床が少ないという問題点もあります。
またフィリピンは食べ物が悪い、運動を全然しないので生活習慣病や基礎疾患を持った人が非常に多く、免疫力も少ないし、衛生概念も乏しいので感染者数とか重傷者とか死亡者数で見たらなかなかに改善はしていかないと思います。
東南アジアの国々が国境を開き始めたのでそれに便乗して国境を開くことになってくると思いますが、根本的な問題を改善するか、もうコロナは諦めるかしない限りこのいたちごっこはずっと続くと思います。(イタチごっこを続けることにより利益がある人も多いですし)
次のニュースはセブは警戒レベル2で比較的安定してきたのでやっと州や市の検問を開き始めています。
ワクチンパスポートや証明を持っている人であればPCR陰性証明書がなくてもセブシティに入ることができるようになりました。
セブシティはフィリピン第二の都市で他の州や地域からも働きに来る人や旅行者も多いので、やっと国境が開かれました。
フィリピンは7700以上の島を有する島国で州ごとに国境のようなものを作りコロナ禍では行き来できないようにしていました。(ひどい場合は市や街ごと)
(日本とは違い軍隊や警察が検問を敷いているので行き来できません。違反したら普通に逮捕されます)
これに伴いネグロスオリエンタル州からの船が10月28日からセブ島まで再開しました。
船はドゥマゲッティ市の隣町シブランからセブ島の最南端リロアンまで行きます。
(自家用車やバイクも運べます)
そこからバスなのでセブシティまで行けます。
警戒レベルが低い州や街の国境は開かれてきましたが、それもトップの判断次第で同じ島なのに州が違えば、トップの考え方が違えば行き来できない状況でもあります。
セブ州までは行けますが、同じネグロス島の違う州ネグロスオキシデンタル州までのバスは再開をオキシデンタル州側から拒否されました。
こういうことがフィリピンでは起き、お山の大将達の醜い争いで国民達が巻き込まれますが、国民達は気が付かないか気が付かないふりをしています。
日本も今似たような状態でいずれフィリピンのようにひどくなるのではないかと思います。
いずれにしてもアメリカの顔色をうかがいながらは日本もフィリピンも変わらなく、それに加えて中国やASEAN諸国も入りフィリピンは独自の判断というよりは周りに流されていくしかなさそうです。
まずは州ごとの国境が開いてきたこと、対面授業も実験的ではありますが始まってきていること、これからASEAN諸国が開いて来るのでフィリピンもこの流れに乗らざるを得ないでしょう。
来年の夏までに何とか国境制限解除と対面授業再開そしてフィリピンの学校新学期スタートできることをただただ願うばかりです。
それまでに私は私のできることを続けていく、計画を準備を十分練っていくばかりです。