フィリピンに英語習得のために訪れるという大人や子供は多いが、それ以外にもフィリピンで学んでおいた方が良い事はいくつもある
フィリピンへの教育移住、親子留学、短期現地校留学、子供の単身留学、サマースクール、語学学校への留学などなど学び方は様々だが、学ぶ内容においてはほぼ英語しか紹介されていない
本日はフィリピンで学びたい方のほとんどが知らない&気が付かない、英語以外のフィリピンで学ぶことのメリットを紹介する
①サバイバル力が身に着く
日本は便利過ぎる、モノに溢れ、過保護でサービスが良過ぎる
確かに便利で平和で自分の頭でものを考えなくても良いのだから楽で幸せなのかもしれない
しかし、それをずっと続けていくとどうなるだろうか??特に子供はこれからの世界で生き残っていけるだろうか??
これに気付けたからと言って、では直ぐにモノを捨てて、環境を変え、不便を買いに行きますかっとはできない
ただフィリピンに行き、英語と共にモノが少なく、不便な環境で試行錯誤しながら学ぶことはできる。いきなり移住しろとは一言も言っていない、まずはお試しで短期でやってみれば良い。それがフィリピン留学の本来のメリットでもあると僕は思う
英語学習も同じようなことが言える
まずは自分が知っている少ない単語で試行錯誤しながら、ああでもない、こうでもないとダメもとでやってみる。自分なりに工夫する、努力する、人に聞く、困る、恥をかく、失敗する。そうやって覚えていく、身に着いていく
そうやって英語と共に生きる力ーサバイバル力も身に着いていく
英語=コミニケーションなので、人から与えられた便利な環境では本当の英語力はなかなか身に付かない
生活と共に創意工夫した言語は、身体で覚えた言葉はなかなか忘れない
同時にフィリピンの生活、学校で学ぶ他人とのコミニケーション、サバイバル力はどこに行っても役に立つ(何でもやってくれる語学学校ではなかなか身に付かない)

②国際感覚が身に着く
多様性の時代だと言われているが、インバウンドが増え街中で外国人を見かける事も多くはなっているが、よっぽど自分で積極的に環境を作り上げたり、お金をかけない限り日本で国際感覚を身に着けるのは難しい
何故なら日本の文化以外のものや、多様な異なった価値観や、本当の国際感覚、グローバルスタンダードな事に接する機会がほぼないからだ
フィリピンの学校に通ったり、自分達で短いなりにも生活してみれば、そこには異なった価値観を持つ様々な人種やバックグラウンドを持つフィリピン人や、外国人がいる
フィリピンの現地の言葉が話せないなら、共通語は英語となる
フィリピンの文化や価値観だとお思いかもしれないが、そもそもフィリピンは、日本のような単一民族、単一言語ではなく、大きく別けても10以上の言語や民族、人種が存在していて、出稼ぎ国家であり、海外に住むフィリピン人も多いので、同じフィリピン人でも価値観や、言語、考え方、肌や髪の色さえ大きく異なる
また様々な国に植民地支配された歴史もあり、フィリピン独自の文化というよりはハロハロ文化、様々な文化のごちゃ混ぜで、アメリカやスペインなどから来ているものも多くあるので、フィリピンの方がよっぽど今のグローバルスタンダードに近い考え方や、社会、システムを持っている
僕が日本の高校を卒業し、フィリピンに留学して3年間過ごした後にタイや、マレーシア、ジョージア、スペインなどで生活し、働いていくのに日本の常識やスタンダードよりも、フィリピンで学んだグローバススタンダードの方がよっぽど役に立った経験がある
③プレゼン力が身に着く
フィリピンの学校の教育はアメリカ的だとよく言われている
本当のことは定かではないが、アメリカ的であり、スペイン的でもあると僕は思う。
教育システムはスペインにも似ている
授業を覗いたり、子供達に話を聞くと人前で発表すること、プレゼンの授業が多く、みんな積極的にやっているようだ
日本の教育は平等とかよく分からない感じに益々なってきていて、今の子供達を見ていても人前で話をしたり、発表するのが極端に苦手、恥ずかしがる
一方フィリピンの子供達は恥ずかしがりはするが、プレゼン自体に慣れている
自分で調べ、自分の頭で考え、自分の言葉で英語で発表することに抵抗感があまりないように見受けられる
プレゼン力は日本にいる時よりも圧倒的に身に着くと僕は思う
フレンドリーで大らかな人が多いので、あまり他人を気にしない
そんな雰囲気の中でプレゼンを繰り返せば慣れてくる
日本人は自己評価が低すぎる、自己肯定感が低すぎるのもプレゼン力に大きな差をつけているとも感じる(でも他人には厳しかったりする)

④自己肯定感が身に着く
フィリピン人と日本人を比べると、大きな違いがあるのが自己肯定感だと思う
とにかく日本人は自己肯定感が低い、自己評価が低すぎる
それでいて周りは他人に厳しかったりするので、自己肯定感がなかなか育たない環境にあると思う。
フィリピンは大らかで自分が好きな人が多く、むしろ「自分が好きじゃない?なんで?自分が好きじゃないなんて生きている意味がないんじゃない??」と言うくらい、自分が好き、家族が好きなのは当たり前の感覚
なので、人のことはあまり気にしない、大らか、自分好きが多い環境にいると、自分もだんだんそうなってくる
「気にし過ぎ、そんな大したことじゃないじゃん、他の人が何を言おうが、思おうが自分は自分」となり、自己肯定感が身に付き、明るくなってくる
フィリピンの学校で学んだり、生活の中でフィリピン人と接する機会が多くなってくると明るくなってくるのは、多くの人が身に着けていくフィリピンにいる大きなメリットだと思う。
⑤スペイン語力が身に着く
以前このブログでも何度か紹介したが、フィリピンはスペインに330年以上も植民地支配されていたので、当然現地の言葉にスペイン語がかなり交じっている
現地の学校で学べば英語で授業をするが、フィリピン語(国語)の授業も当然あり、周りのクラスメイト達は普段現地の言葉で話している子が多い
少しでも現地の言葉を身に着けた方が良いし、理解しようとするのはリスペクトにも繋がるので、英語ばかりでなくフィリピンの言語も学んでもらいたい
一石二鳥でフィリピンの言葉が分かればスペイン語も分かってくるので、英語だけでなく、スペイン語まで身に付いちゃうんだから、フィリピンで学ぶのは超お得だと僕は思う
僕自身スペインに拠点を持つのにこのフィリピンの言葉に交じっているスペイン語に助けられ、スペインでも現地の人が何を言っているのか結構理解できる
⑥コミニケーション力が身に着く
フィリピンが英語学習で世界的にも有名になったのは何も日本からの距離の近さや、料金の安さだけじゃないと僕は思う
似たような国は様々あるが、フィリピン人の他人とのコミニケーション能力の高さ、柔軟性によるものが大きいと僕は最近改めて思う
フィリピンでは、植民地支配や、他国からの侵入、略奪の歴史が長いからか、今は他人とのトラブルを避け、穏便に大らかに物事を運びたい、平和にしていたいというのが一般庶民でもよくあるコミニケーションだ
そこが英語を使う時にもよーく表れていて、わかりやすい、相手に伝わりやすい、穏やかな話方や受け答えが多く、非常に話しやすい、好印象を持たれやすい話し方をする
また、腰が低い、自分が下になる話し方が非常に上手く自然なので誰かにものを教えても嫌な印象を与えないのも凄い
そういうフィリピン人のコミニケーションスキルを学べば世界的にも通用すると僕は思う
まとめ
上記したようにフィリピンの教育やフィリピン人の特徴などから、フィリピンで英語以外に学ぶべき事は多くある
しかし、英語以外であまり深くフィリピンと付き合ったり、深く入り込んでいる人が多くはいないので、この事実は残念ながらあまり知られていない
25年間フィリピンと深く関わり続け、フィリピンを第二の母国として言葉もマスターしなければなかなか分からなかった、フィリピンと深く関わることのメリットでもある
ここで紹介したことが、理解できれば英語だけでなく、英語+アルファ―で様々な英語以外のスキルが身に着く、一度のフィリピン留学で何度も美味しい事実である
是非このようなことを念頭にフィリピン留学、教育移住を目指してもらいたい
せっかくフィリピンまで行くのだから、英語だけでは勿体ない、これから益々伸びていき、未来が明るいのはフィリピンの方なのだから、そこから日本人が学ぶものは多い