海外への教育移住を検討する際、多くの親御様が抱く不安。
それは「子供の日本語力や、日本人としてのアイデンティティが失われてしまわないか」という点です。(我が家のキープの仕方の一部はこちら)
実は、その不安を解決する方法があります。
それが、フィリピンと日本の「夏休みのズレ」を最大限に活かした、日本への「逆・短期留学(一時体験入学)」です。
今回は、我が家が欧州(スペイン・ジョージア)やフィリピン、日本をまたいで実践しているマルチ拠点ライフの実体験をもとに、教育移住をさらに豊かにする「日本への短期留学活用法」とそのリアルなハードルについてお伝えします。
1.なぜ「逆・短期留学」が可能なのか?各国で異なる夏休み期間
日本と海外では、学校の長期休暇(夏休み)の時期が異なります。
・フィリピンの夏休み:一般的に 4月初め 〜 6月中旬(※学校により多少前後します)
・欧州(スペイン・ジョージア等)の夏休み:6月後半 〜 9月中旬頃(約3ヶ月と長め)
・日本の学校(新学期・通常授業):4月〜7月後半、および 9月〜(夏休みは主に7月後半から8月末)
この「ズレ」をパズルのように組み合わせることで、子どもたちは海外の学校に在籍しながら、日本の学校にも一時的に通うことが可能になります。
我が家の「トリプル短期留学」スケジュール(実例)
我が家の子どもたちは、現在スペインの学校が長い夏休みに入っていますが、この期間を以下のようにフル活用して各地の学校へ通っています。
・6月後半〜7月後半:日本の学校へ一時体験入学(約1ヶ月)
・7月後半〜8月末または9月前半まで:フィリピンの学校へ短期留学(約1ヶ月から2か月)
・9月中旬〜:夏休みが終わりスペインの学校へ戻る
この「海外の長い休みを利用して、日本とフィリピン両方の学校に通う」という我が家のライフスタイル。(日本語と英語のアウトプットの場を創る)
これが本当に素晴らしい体験だったことから、現在私たちが提供している「短期現地校留学&生活体験プログラム」が誕生しました。

2.フィリピン教育移住中に「日本の学校」へ通うメリット
これを応用すると、フィリピンに数年間教育移住している期間中、フィリピンの夏休み(4月〜6月)を利用して、日本の学校に短期留学することができます。
この時期、日本の学校は通常授業を行っているため、以下のような大きなメリットが得られます。
・日本語力のキープと学習のキャッチアップ
・日本人としてのアイデンティティや文化の再発見
・日本の学校の友人関係の維持
・日本とフィリピンのギャップを感じられ、比較したり、疑問を持ったり、様々なものに適応する力がついてくる
日本の学校へ通うためのステップ
やり方はシンプルです。
フィリピンへ渡航する前に、これまで通っていた日本の学校(または滞在したい地域の教育委員会や自治体)にあらかじめ相談をしておく方法がスムーズです。
自治体や教育委員会の承諾が得られれば、一時帰国時に体験入学として受け入れてくれる地域は多く存在します。
3.実践して分かった!日本一時滞在における「住まい」のリアルなハードル
「言うは易く行うは難し」で、実際に日本で体験入学をやろうとすると、日本ならではの仕組みの壁(ハードル)にぶつかります。
我が家は「日本の他の地域も見てみたい、体験したい」という想いから、あえて縁もゆかりもない高知県を選び滞在しています。(既に3年目)
そこで毎回痛感するのが「短期滞在における家探しと生活インフラ整備の不便さ」です。
短期賃貸の選択肢が極めて少ない(実家や持ち家がない場合、ハードルが一気に上がります)
・家具・家電付き物件の不足
・短期での生活を始めるための初期コストが結構かかる
・ゴミ出しシステムの不便さ
この「融通の利かない、前例踏襲のシステム」による不便さは、海外(フィリピンやジョージア)と比べても、日本が圧倒的に抱えている課題だと感じます。
※日本の短期滞在におけるリアルな不便さや比較については、私のパートナーメディアである「ジョージアコーディネーターブログ」の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

4.教育移住は「日本との縁を切ること」ではない
私たちがコーディネーターとして常にお伝えしたいのは、「フィリピンに教育移住したからといって、日本との関係を完全に断ち切る必要はまったくない」ということです。
むしろ、日本とのつながりを程よく維持しながら、フィリピンで「英語力」「国際感覚」「高い適応力」を身につけていくことは大切だと思います。
日本人というのは国籍を剥奪されない限り、自分で辞めない限りは付いてきますし、こんなに世界的に信用され、パスポート等も便利な国はなかなかありません。
早い段階から親子で「今後どうしていきたいか」という目標を持ち、環境の変化を恐れずに動き続けること。
最終的には「お子様が将来何をやりたいか、どんな仕事をしたいか」に帰結します。
そのための選択肢を最大化しておくためにも、夏休みを利用した『日本再発見の旅』やアイデンティティを保つ時間は想像以上に大切です。
将来の「リスクヘッジ」となる進路選択
実は今回の日本滞在中、我が家は義務教育終了後の選択肢を広げる(リスクヘッジする)ため、日本のユニークな取り組みを行っている高校の視察・見学にも行ってきました。
将来の進路や就職において、子どもたちにとっても有利で面白い選択肢になるとも思えます
もしスペインが合わなければ、落第してしまったらのことまで考えて行動しています。
この高校見学のお話は、また後日のブログで詳しくシェアしますね!

5.初めての海外移住・留学に「フィリピン」を強くおすすめする理由
フィリピン(特にドゥマゲッティなど)であれば、「海外に暮らしながら、年に3ヶ月は日本に帰国し、コストを抑えながら余裕を持って、
英語+国際感覚+適応力、そして日本語や日本教育も並行して続ける」という柔軟なライフスタイルが十分に可能です。
これが、いきなり欧米諸国やオーストラリア、ニュージーランドへの移住となると、以下のハードルが一気に高くなります。
・物理的な距離と、一時帰国にかかる多額の移動費用
・厳格なビザ要件と高額な生活・教育コスト(ビザによっては国外に出れる日数が決まっているものが多い)
・気軽に日本に帰れないことによる、言語やアイデンティティ維持の難しさ
だからこそ、海外移住の「初期段階」としては、日本に物理的・精神的に近く、すぐに戻れる余裕があるフィリピンで言語(英語)と海外スタンダードの生活感覚に慣れていくことを強くおすすめします。
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フィリピン・ドゥマゲッティは、治安の良さと教育環境の質・コストの面から「学園都市」として教育移住先に選ばれ続けています。
我が家のような「日本と海外を行き来するハイブリッドな教育ライフ」にご興味がある方、短期プログラムや現地視察をご希望の方は、どうぞご相談ください。
