ネグロスのオリジナルを探しにシリマン博物館

ネグロスのオリジナルを探しにシリマン博物館
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最近ネグロス島のオリジナルのモノにこだわり始めているので、今まで行きそうで行かなかったシリマン大学内にあるシリマン博物館に行ってみた

シリマン大学校門で警備員に博物館に行きたいことを告げ、博物館に向け校内をどんどん入って行く。

申し訳ないが外観は古く、暗い所を入って行くのでだんだん期待が薄れて行ったが、博物館に入ると拍子抜けするぐらい綺麗で整えられていた。

(このフィリピンギャップにたまに驚かされるが、相当損していると思う)

時代が特定されていないのでいつかわからないが、ネグロス島で発見された日本の縄文、弥生時代のような土器や装飾品などもあり元々は文化的にも日本に近かったことがわかる。

しかし残念なことにほとんどのモノや文化はスペイン植民地時代に破壊され、それ以前の歴史や文化はほぼ残っていないしわかっていない様子だ

歴史年表もあるのだが一番知りたいスペイン植民地前のことがほぼ書かれていない。

しかし、何故これがどう残っていたのかわからないが、ネグロスのオリジナルの古代文字、アルファベットが残っていた

何だかインチキだな、怪しいなと以前から思っていたのだが実は伝統的なものだとわかってきた、薬草やハーブを使った伝統的な薬も展示されていた

シキホールやネグロスの一部にも残っているし、ヒロットやヒーラーは未だにこれを使っている。

それぞれに用途があったようでこれらを見ていると面白い

出産をしやすく、早くする薬も展示されていた

これらも含めてやはりアジアの文化圏で日本にもすごく近いものがあった

何でスペインによりアメリカによりここまで変えられてしまったのか??

木彫りの動物達、こういう技術やデザインもあったようだ

可愛らしいし愛嬌がある

アメリカや欧米の悪いところばかり真似して効率性重視やや利益重視

儲からないものはやらない、工場で大量生産、売れそうな同じものばかり作ってばら撒く

それが今のフィリピンの悪しき現状

そこから良いモノは生まれてこない

もっと人間味があって、ネグロスっぽく、人の息吹、魂が通っているモノを創っていかないとネグロスである意味も、フィリピンである意味もない

スペイン植民地以前のオリジナルの文化を増々掘り起こしていきたいと感じた

フィリピンはよくいろいろなモノや文化がごちゃ混ぜになっている、それがフィリピンだと言われるが

オリジナルや芯や核がなくて、ごちゃごちゃではそのうちフィリピンはなくなってしまう。

何がフィリピンかわからなく、別にフィリピンじゃなくても良いじゃんと飽きられてしまう。

永住権も取り、高校卒業後からずっと関わっているお世話になっている国なので、このフィリピンがフィリピンではなくなり、人々の本当の誇りがなくなっていき、目の前のお金、利益に走り、人々がお互いにお互いのことを信用できなくなっている現状を目の当たりにしている

何か僕に恩返しができないか、フィリピンの人、まずは今いるネグロスの人の本当の誇りを取り戻し、フィリピン人として一人の人間として真に独立してもらいたい

それを行うこと、自分のできることで行動していくこと、これが今の自分のライフワークだと最近気がついた

ネグロスの本当の誇りを取り戻す

シリマン博物館はガラガラだった、なのにも関わらず未だにここにあり続けてくれるだけで有難い

発信し続ける、伝え続ける、やり続けることの意味をシリマン博物館から学んだ

 

 

 

 

 

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