ドゥマゲッティ、ネグロスの農業事情

ドゥマゲッティ、ネグロスの農業事情
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メリークリスマス、一年で最大のイベントクリスマスと僕が住んでいるサンタモニカ地区はフェスタも重なって大盛り上がりです。

さて2016年最後のブログ投稿は、クリスマスではなく農業

自国の産業がない、育っていないフィリピンにおいてこれから最も力を入れていきたい産業の一つ、ドゥテルテ大統領もやっと輸入に頼るのではなく、自国で作る農業に力を入れてきました。

その中でもここネグロス島は土地柄昔からサトウキビやマンゴーなどを多く栽培していた土地で、近年全体的に農業特に有機農法に力を入れてきています。

それでもまだまだ皆さん野菜を食べないし、美味しくて新鮮な野菜が流通しているかと言ったら周辺諸国に比べてもフィリピンはかなり厳しい現状です

フィリピンに住んでいる僕らのためにも、本当は美味しくてもっと安い野菜が流通できるはずなのに、それを知らない、食べない現地の方々のためにも

2017年は僕自身農業に取り組んでいきたいと思っているので、ここネグロスオリエンタル州で農業をやっている先輩方に取り組みを見せてもらいに行きました。

 

バレンシア、タンハイ、そしてドゥマゲッティの街の中の農家さんを見せてもらいました。

今回はどこでも育ついわゆるここで一般的な野菜ではなく、高原野菜やちょっと他では見かけないものを育てている農家さんを訪ねました。

ネグロスオリエンタル州では大規模な農業をやっている農家はサトウキビぐらいしかなく、みんなこじんまりとした規模で野菜を育てています

その中でも大きくやっていて、参考になりそうな農家さんを調べアポを取り訪ねて行きました。

ある程度の規模で農業をやろうとすると当然資金力が必要なので、聞くとここで名の知れた農業をやっているのは大学関係がほとんどでした。

ファウンデーションユニバーシティの農業研究所&農学部、アクサットの校長が経営しているグロリアファーム、シリマン大学の農学部などなど

仕事やビジネスとしてやっているというよりは、学業の延長線上でのんびりやっていると言った感じで、どこも「このくらいでいいかなー」と言った印象です。

実際に畑に行き、野菜達を見せてもらい、その場で許可をもらい、食べてみましたが

成長し過ぎているものがほとんどで、味も大味でアクや癖がすごく強く、これではなかなかみんな食べないよなという印象です

お金がかからない水耕栽培のようなこともしたり、オーガニック肥料作りや、いろいろなハーブやレタスを育ててみたり、実験的なことや技術的なことはいろいろやっているのですが、肝心の野菜の味には全く無頓着でした(実際に育てている人が野菜を食べていない)

オーガニックとか何何栽培とか、肥料は何が良いとかテクニカルや学術的なことに表面的にとらわれ、肝心の味が伴っていないのはガッカリです

野菜の収穫時期もわかっていないようですし、愛情を持って育てているという印象があまりなく、そもそも野菜を自分達で食べない、美味しいモノだと思っていないからという根本的なことから来るように感じました。

まずは野菜って本当はしっかり作れば美味しいモノなんだ!

ということを見せていくところから始めていかないとと思いました。

フィリピン人が決して野菜の美味しさがわからないということでもないと思います。

日本に行ったことがあるフィリピン人はみんな口を揃えて日本の野菜は美味しいと言います。

トマトは信じられないぐらい甘く、カボチャも甘く味がしっかりある、フィリピンでは野菜食べないが、日本では食べていたと言います。

これではもったいなさすぎる!

せっかく良い土壌も環境も、人材力もネグロスには沢山あるのに

日本人の僕らができること、美味しい野菜をフィリピンに広め

フィリピンに美味しい&ヘルシー革命を起こす

自分達の地元で美味しいものをフィリピン人自らの手で創り出し、誇りと本当の自信を呼び覚まし、笑顔と健康を運ぶ

もうクリスマスだからとか何何だからと他人にすがるのはやめて

自らの手で働き、自らの手で新しいものを生み出し創っていく

そこではじめてフィリピン独立革命は成功したと言える

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