マスコバド糖会社の社長のホームパーティ

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ドゥマゲッティが州都のネグロスオリエンタル州で世界中と貿易している会社というと以前も紹介したがロウブラウンシュガーが真っ先に挙げられる。

ここの会社は日本との繋がりが強く、最初の取引先は日本であるし、主力商品である100%サトウキビのオーガニックマスコバド糖は元々日本が作り出した製品だし、機械なども日本政府が援助している。

今でも輸出の6割は日本で日本にも年に数回は社長自ら行っている、日本でもFOODEXなどでお会いしたことがあるし、ドゥマゲッティでも日本の貿易会社や他の会社の人も紹介したことがある。

今回また何かの縁でまた違う事業で日本から来ていた会社の代理をしているのだが、そこのスタッフのいとこがここの社長の奥さんで、一緒に自宅パーティーに招待された。

それにしても縁は繋がるし、ドゥマゲッティのお金持ち達はそれぞれで繋がりが強い。

彼らはスペイン系フィリピン人でスペイン系は代々持っている土地を活用し大規模農業をやり、食品関係のビジネスに携わる人がわりと多い。

ダバオなどでカカオ農園を持ちチョコレートなどを作っているのもスペイン系が多いし、昔からの大地主が多い。(アメリカ系も)

その辺スペインの植民地だったんだなというのが色濃く残り、大地主と小作人の関係は今でも崩れなく色濃く残る。

このパーティーに呼ばれている人達を見て見てもスペイン系やアメリカ系の人が多く、話を聞くと半分アメリカに住んでいたり、アメリカでビジネスをやっていた人が多い。

あまりスペイン系と中華系が交わることをプライベートでは見たことがないが、ここドゥマゲッティでは小さな街だからか、フィリピンのバイクメーカーの創始者、代表者の1人である中華系のラマスオイピッチング氏も参加していた。聞くといとこ同士のようだ。

それにしてもこれが同じフィリピンかというぐらい参加者の物腰は穏やかで優しく余裕と自信とユーモアで満ちている

さすが皆さんビジネスマンだからかビジネスの話や、経済、政治の話が好きで日本のことも良く知っている。

これでご自宅に招待されたのは3回目だが出てくる料理がとにかく美味しく、僕がどんなレストランで食べたフィリピン料理よりもはるかに美味しい。

祖母から続くスペイン系フィリピン料理のレシピを代々受け継ぎ専門の料理人を訓練して作ってもらっているようだ

冗談ではなく、この料理を日本で上手くお店として出せないかというのを日本で飲食店を何百店舗展開している会社の会長とここの主人と奥さんとで真剣に話したほどだ。

もしやりたい方がいたらご主人と奥様はやる気満々なので紹介します。

何度も言うがここが同じフィリピンとは

広いプールが敷地内に広がり、子供達が裸足で走り周れるように芝生が敷き詰められた庭と、子供のためにツリーハウスもあり

家族1人につき一人のメイドがつき、車も1人一台以上高級車を持っている

料理はフィリピン料理が主体だがどれも美味しく(3回目だが毎回美味しい)、みんな穏やかで騙そうとかお金の匂いとか汚いところなど微塵もない(日本に住んでいるフィリピン人の方もそれがあるから心地良く、他のフィリピン人とは違うとおっしゃっていた)

育ちが良い、しっかりとした教育を受けている、ビジネスでも成功しているというのが全身からオーラからして放たれている。

こんなフィリピンもあるのかとまた改めて感じられ、同じドゥマゲッティでもいろんな人がいて面白いなと、フィリピンドリームを感じられてすごく素敵な夢見心地な夜だった。

日本でも貧富の差はあるがここまで強烈な差はまだ出ていないので、どこを目指していくかの形を見せていただき大変有意義な夜でした。

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