マニラ出張に行ってきました
以前紹介した
ドゥマゲッティの一番有名なビストロ&カフェ&パテスリーを日本に持って行くフランチャイズ契約の大切な会合だったのですが、日本でもそうですが首都でありすべての人とものが集結するマニラが良いということになり、マカティに行ってきました
フィリピン側の会社の代表はフィリピンの国会議員なので、法に触れることがあっては絶対にならないので、慎重に慎重を重ね、日本側にもフィリピンの法律と日本の法律両方わかる弁護士を付けてくれ、その人と会社の顧問弁護士とマニラで会合をしたいと頼まれ
マカティにある超有名弁護士事務所の日本人弁護士を顧問弁護士として指名し、今回は会合とあいなりました。
ドゥマゲッティで40年以上やってきて、国会議員が代表を務め今まで支店を国内にも出したことがない、なかなか一癖も二癖もある会社ですので(お菓子の卸しはやっていますが)ことはなかなかスムーズには運ばなく、いきなり言い出しっぺの代表がマニラに来れなくなったり、勝手に幹部ミーティングで決まったからと条件を大幅に変えてきたり、常識外れでうんざりしますが、日本側も柔軟に対応してくれ、まあこの地点ではこれで構へんでとなり、何とか収まりがつきました。
この会合の話ではフィリピン側は日本側の要求に応えられ、一週間後にでも契約書の草案が送られてきて、今年いっぱいにも契約が結べると言っていましたが、まだまだ油断はできません。(それがフィリピンです)
それにしてもフィリピンとや、フィリピンでビジネスをしたい場合はまずはこの独特の慣習を理解でき、臨機応変に対応でき、大らかで、余裕があり、最初はまずは多少失敗しても大丈夫、失敗していくのは当たり前で、今後の勉強になると思えるぐらいじゃないと向こうの都合で勝手にコロコロ変えてきたりするのでなかなか厳しいかもしれません。
今回僕は日本側としてフィリピン側との間に入り、様々なコーディネーター役をしていますが、当の日本側の会社の会長さんが海外経験もあり、大らかで余裕がある人なので、急な変更や理不尽な言い分にも臨機応変に対応してくれ、最終的にはフィリピン側にも良いようにとすごく考慮してくれ決断をくだしてくださるのですごく助かります
以上の点をご理解いただき、できれば、フィリピンでのビジネスやフィリピンとのビジネスは日本というだけでいきなり信用してくれることもありますし、距離的なものもあり、今後の成長率などもありますがそこまで難しくはなく、良きパートナーになってくれる国であることは確かかと思います。
何にしても正直今回のマニラ会合もマニラまで行く必要があったのか?日本人弁護士である必要はあったのか?などの疑問点はありますが、顔をしっかりと見合わせ、相手の要望に真摯に向き合う、誠心誠意でしっかりと話す
これが日本でもそうですが、フィリピンではもっと大切なことだというのが改めて体験できました。
フィリピンはいろいろ言われていますし、悪いイメージばかり先行していますが、同じ人間、同じアジアの国の人ですので、そう遠い国ではないかと思います。
何度も直接顔を見合わせる、言いたいことを言う、冗談やユーモアを多用してくるそれがないと飽きられる、など時間がかかりなかなかめんどくさく、熱すぎる人種ですが
それも人間らしくて良いではありませんか
「人には余裕というものが無くては、とても大事はできないよ」
BY 勝海舟
帰りにマカティのオフィス街にダブルレインボーがかかりました。
きっとこの契約はうまくいく!きっと良いことがはるはずです