ドゥマゲッティの商工会議所がフィリピン商工会議所の代表になり、台湾で行われたアジア20カ国の中で最も優れた商工会議所を決める大会で去年ドゥマゲッティの商工会議所がアジアナンバーワンに選ばれたことは以前話したが、その選ばれた理由の一つのプロジェクトがこのバージンココナッツオイル工場を作りサポートすることだった。
バージンココナッツオイル工場をやることは、地元の特産品を活かし、地元の雇用を生み出し、消費者も生産側も地元の人をも多くハッピーにするプロジェクトだと勧められ
ある日本人が立ち上がりこの工場を建て運営した
ドゥマゲッティ商工会議所の代表はこのプロジェクトを全面的にサポート
政府関係者へのコネを活かし、通常取得に1年から3年はかかるライセンスや、数々の国内の許可証やライセンス類をわずか3か月ほどで取得し、日本人経営者を手厚くサポートした。
しかし、そこはフィリピンなかなか上手くはいかない
当初予定していて、工場を建てる一番のきっかけにもなった国外に多くのバイヤーを持っているという話が実はホラで、実際に蓋を開けてみると国外とのバイヤーのコネや、売り先もなく、国内の小さい所に売るしかなかった。
フィリピン国内に売るなどたかが知れていると考えた日本人経営者は自分の日本でのコネを活かし、日本に販売しようと奮闘したが、日本国内ではすでにライバルが多く
またJASなどの認定を取るのにさらに1年以上はかかる
ヨーロッパやアメリカなどのマーケットも同じでオーガニック認定や、ハラル認定など様々なライセンスを取得するのにやはり時間がかかる。
着実に一歩一歩時間をかけて少しずつコツコツとやっていけば儲からなくもないが
この日本人経営者のビジネススタイルや、当初予定していたバイヤーがいたからこそ始めたビジネスなのでこれはまったく違う話になってしまったと
いろいろ考えて動いた結果日本人経営者はこの工場と土地を売却する結論に達した
彼自身フィリピン初のビジネスでわかっていないことが多く、バイヤーがいるという勢いでやってしまったがフィリピンを甘くみていた、痛いが良い勉強になりましたとおしゃっていた
「日本やヨーロッパ、アメリカなどで売るのはライセンスなどの関係で長く時間がかかるが、ライセンス取得までにコツコツと国内の売り上げを伸ばし、ライセンスがまずはなくても売れるところから国外でも販路を広げうまくやっていけば決して儲からないビジネスでもない。
人件費も安いし、管理がそこまで難しいものでもないので、軌道に乗せてしまえばけっこう良いビジネスにはなる」
バージンココナッツオイル工場
土地面積約2000平米
バージンココナッツオイルを作るためのすべての機械、施設あり
1年しかオペレーションしていない、まだ新しい工場
土地の空きスペースがまだあるので、この先も工場を大きくできる余地あり
通常稼働月26日稼働で生産スタッフ30名ほどで月5000リットル生産可能な工場
稼働日数、時間や人数を増やせば最大月10000リットルも可能
細かい人件費や、経費、売り上げなどの実際に運営していた時の試算表などもいただき
手元にあるが、信用できる人にしか見せられない
経費などを抜き利益を出すと月100万ペソ以上の利益が出る
(月5000リットルココナッツオイルが売れたら)
工場売却値段は1200万ペソ(交渉の余地あり)
工場や土地は日本人経営者の奥様のフィリピン人の名義
住所はリプトンバコン
バレンシアの中心地から車で約10分から15分ほど
ドゥマゲッティの街からも30分から40分ほど
事務所も工場と併設されていて、最近まで雇っていた約40名のスタッフもすべて近所にいる。
1年間はトレーニングを受けているのですぐに使えるスタッフが揃っている
1200万ペソで2000平米なので平米単価6000ペソだが
土地や建物の値段が値上がりし続けているドゥマゲッティ近郊のネグロスオリエンタル州にてこの値段は決して高くもない
ドゥマゲッティ市内では土地だけで平米単価1万ペソを越えることも最近ではざらにあり、海沿いのダーウィンやサンボアンギータでは平米単価が土地だけで3000から4000ペソはする。
2000平米の家付きの土地で1000万ペソは越えてくる
数多くの海沿いではあるが土地や土地と家を見たが相場としては1000万ペソから3000万ペソはしてくる。
この工場があるのは山側でまだ土地が安くはあるが工場がついていて1200万ペソは正直なところ最初聞いたら相場としてはわりと安いかなと思った。
工場を作り、土地を買うのに1200万ペソは最低でもかかっているようなので
今回は早く売って次のビジネスに取り掛かりたいなどの目論見もあり安いようだ
まあ何はともあれ、少しでも興味があり話が聞いてみたい方はジャーニーにご連絡を