先月末に2ヵ月の単身現地校留学を終え日本に帰国したナミコの友人の長男さん18歳がいる
フィリピンドゥマゲッティの私立校（インター）に2ヵ月通い、泊る所は友人の日本人達が経営&管理人をやっているプール付きのお宿にお世話になった。
事前に学校や宿の手配等僕らで全て済ませておいて、数週間は僕らが現地にいて顔を出し生活初期の基盤を整えてあげた。
LINEグループなどで母と子、僕とナミコの4人で随時やり取りをし続けて無事関空に到着するまでリモート対応し、現地では日本人とフィリピン人の友人夫婦に頼み随時メッセンジャーで連絡をいただき
1日3食、学校までの送り迎え、何かあった時の対応や学校対応などをお任せすることができた。
母は一度もフィリピンに来る必要がなく、18歳の彼1人で行きも帰りも、現地でも2ヵ月の初海外生活しかも現地の学校に通いながらの2ヵ月の冒険とも言える生活を先月末無事終えた
途中で風邪をひき１，2日学校を休んだりもしたし、授業が全て英語なので何を言っているか分からなく、絶望に打ちひしがれたりもした
つまらなくなる時もあった、でもそれって感じることができている証拠、生きているって実感できているってことだと思う（それを親や僕ら、管理人夫婦に自らの言葉で言えたということ自体も良い経験だと思う）
長くて短い2ヵ月だったと思う、今はただ大変だった、日本の方が便利でいいわっと思うかもしれない、でもこの経験がいつか何かしらの形で役に立つ時がきっと来る
僕自身も君と同じような経験を16歳の時にやり、17歳の時はヨーロッパに挑み、同じ年の時はフィリピンに3年間住みダイビングインストラクターになって働くことを決断し、住み始めている時だった。
関空にお迎えに来てくれた母に話した中で、君はドゥマゲッティでみんなでお酒を飲みながら色々話したり、騒いだりしたのが楽しかったと言っていた。
思いがけず大人達の話を真剣に聞いていて、面白くない話もあったと思うが、お酒の場に付き合ってくれ、部屋に引っ込むこともできたのに、最後まで同席してくれた
海外にいるというだけで、環境をガラッと変えるだけで、自分自身を変えることもでき、起きる事全てに意味があったり、くだらないこと、失敗したこと、辛かったことの方が後から思い出してしみじみと来ることもある。
何でも経験して、失敗して、それでもやっぱりダメだと思っても良い
海外なんて二度と行きたくないと思っても良いと思う
自分で行くと選んで、諦めずに最後までやり続けたのだけで素晴らしいと思う
可愛い子には旅をさせよ
若い時の苦労は買ってでもせよ
旅は1人では終わらない
これは僕が17歳の時にヨーロッパに単身行く前に母と父に言われた言葉で、その後高校卒業後18歳でフィリピンに移住する前にも言われた言葉で
今回のJ君が残り1週間で風邪をひき、一気に2ヵ月の単身初海外生活&学校生活の疲れが出て、気が滅入ってちょっと落ち気味になっていた時に僕自身がふと思い出した言葉
ただでさえ今の子供達の人間関係は希薄で、感情表現が乏しい中でコロナで3年間、人と距離を置け、関りを避けなさいと上から、周りから言われ、どう人と付き合っていったら良いか余計分からなくなり混乱している世代の葛藤もあったと思う。
そこからいきなりフィリピンの地方都市の学校に入り、もの凄い大歓迎とフレンドリーさでビックリしてしまい、今までの価値観が吹き飛ぶ思いをする
いきなりモテキが来た、でも毎日学校に通う中で嬉しい反面、どんなに仲良くなりたくても言葉がついていかない、コミニケーションの壁にぶち当たり、また葛藤し、落ち込み、全てがつまらないと感じてしまう。
でもそれは成長しているということ、変化（進化）していることだと思う
J君がダイビングのライセンスを取得する時に海に向かう車の中で、クラスメイトと思しき女の子がかなり遠くなのにJ君の名前を呼び、満面の笑顔で手を大きく振り挨拶してくれた。あのフィリピン人の屈託なき笑顔と純粋な喜びの感情が、僕自身が初めてフィリピンに来た時に感じたあのオープンで明るい居心地の良い太陽の光のような空気感を思い出して、やっぱりフィリピンっていいなっと改めて感じた。
コロナで凍りついて自分でもわけわからなく固まってしまった高校生の心さえもフィリピン人の太陽のような笑顔は溶かしてくれる
今の自分のためにも、未来の自分のためにも、自分の周りの人のためにも、一度海外に出てみたら良いと僕は今でも思います。
お子様は何歳になっても、可愛い子には旅をさせよです
自分は、若い時の苦労は買ってでもしろ
それでも1人だけで悩まずに、旅は1人では決して終わりません
みんなあっての自分であり、自分あってのみんな、1人だけ苦労しているように見えてもそんなことはありません