ネグロス島の水産業の実情を見に行く

ネグロス島の水産業の実情を見に行く
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ドゥマゲッティがあるネグロスオリエンタル州、農業の視察で今までにいろいろな会社や学校や団体を訪ねて回ったが水産業はあまり知らなかったので実際に見に行ってみた。

ネグロスオリエンタル州の水産業、養殖などの基地はバイスに多くある。

バイス市の副市長と以前から知り合いだったので彼からバイス市の市議会議員を紹介していただき、その方に連絡したら「私の夫がネグロスオリエンタル州の水産業組合の代表だから彼に直接聞いた方が良い」とのことなのでバイス市に行きその代表に会いに行ってきた。

自らバイス市とタンハイ市に30ヘクタール以上の養殖場を持つ初老の仙人のような風貌の代表は「おう!あんたなのかー妻から聞いてるぞー」と飄々と現れ、最初は言葉少なにちょっと興味なさそうに話し出した。

バイスで養殖または海や川で収穫できる主なものはカキ、(カキの種類だが少し小さく比較的どこでも育つCCという品種もあるみたいです、ドゥマゲッティの市場などでむき身で瓶詰めで売られているのはCCです)、あさり、はまぐり、小さなホタテ、赤貝、ワタリガニのようなカニ、マングローブクラブ、ウニ(バフンウニとムラサキウニ)、しらす、イワシ、バゴス、テラピア、ハタの仲間、アイゴの仲間、エビなどなど

エビはもっと良く大規模な養殖場がシアトンという街にあるのでそちらを紹介してもらいました。日本にも以前輸出していたようです。今はマニラです。

ワタリガニのようなカニも以前日本に輸出していたみたいです。

まだまだ知られていないのでマニラやセブには送っていますが、海外とはまだあまり取引がないようです。ネグロスという地名もマイナーなのでこれから伸びていくのでしょうか

どの業界でもそうですが、こういう特に田舎はものや人はいるのですが資本と技術がなく、フィリピン人はみんなそうですが、工夫や努力をして何とか販路開拓するとか新しい商品を生み出すとかしないので現状で養殖などでものをそのまま横に流して売っているだけのようです。

唯一やっているのが干物ぐらいでそれも塩を大量に振り、ニンニクやカラマンシーやショウガなどを乗っけておくだけです。(アリとかハエとかめっちゃ来ている)

私は全くの素人ですがそれでもこういうのがあるとかこういうのはどうかとか話したりしているとどんどん代表の顔が晴れどんどん前のめりになってきて、「それは良いアイディアだとかそれやりたいとか、それ欲しい」とかどんどんやる気が出てきてしまいにはなかなかドゥマゲッティに帰るタイミングを失い、最後の最後は俺がバス停まで送って行くからと、ギリギリまで話続けました。

人とものはあるのに少しの工夫と資本を出して新しいことに挑戦してみることがなかなかできないフィリピンの田舎。これはここに商機があるのではと思った。

やる気がなかった代表が瞬時に目の色を変え輝かせ、俺が30ヘクタール持っているから貸してあげるよ、何やってもいいぞとか、俺がネグロスオリエンタル州の水産業組合の代表だからいろいろ声かけて集められると、実際に先週の土曜日国会議員が来てここで会議を行ったんだと、来週もあるからいろいろな人に紹介してあげようと。

「ドゥマゲッティで仕事なかったらうちに遊びに来なさい、次来るときは実際の現場を見せてあげようそれまでに様々なものの値段を聞いておくよ。」

しばらくしたら市議会議員の奥さんも駆けつけてくれみんなで様々なことに相談に乗ってくれたり話し合った

ネグロスは知名度はフィリピンの中でも結構低いが結構いろいろなものがある、そして人も凄く優しくて穏やかだ

ここバイスは砂糖の街として昔から有名だったが砂糖だけに頼るのはと水産業にも力を入れ始めて今ではわりと成功している

次は観光業にも力を入れていきたいのでダイビングサイトを開拓中でこの代表も関わっているそうなので是非視察に来て欲しいと言われた。

ドゥマゲッティに帰る途中バスに急に真っ白な煙が近づいて来ると思ったら全ての視界が白い煙に覆われバスの中にも煙が充満しかなりむせた、バイス名物の超大規模なサトウキビ畑で畑を燃やしていたようだ。

ネグロスは農業だけでなく水産業も豊かだ

1つの産業だけに頼るのは以前の砂糖の価格暴落の時のようなネグロス飢饉に襲われる危険性がある。

このままでも良いのかもしれないが代表と奥さんに話を聞き、もっと工夫してやっていけないかと感じた。

どなたか興味ある方ご連絡いただければいろいろお話できますし、実際のご案内や紹介もできます。

大学も専門学校もこの街にありますし、若者も多いので人材も確保できます。

ドゥマゲッティから車で1時間ほどです。

ネグロスの水産業にご興味ある方是非連絡ください。

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