フィリピン移住に関する様々な最新ニュース特にネグロスオリエンタル州、ドゥマゲッティ市、セブ島周辺を取り上げていきますが、まずはやっとフィリピンが重い腰を上げました!
フィリピンは未だ東南アジアでも唯一対面授業が始まっていなく教育崩壊が叫ばれています。
ネット事情はアジアでワースト2位の最悪さなのにオンライン授業のみなんてやれるわけがなく、フィリピン人の適当さも相まってオンライン授業は散々たるものでひどいものです。
そこにやっと本当にやっと教育省が11月15日から120校を限定に対面授業の試験実施をすると発表しました。
120校はかなり少なく、コロナ感染者数が落ち着いている地域から選ばれているはずなのでドゥマゲッティやネグロス島ではまだ一校も選ばれていないはずです。(ネグロスではこの件はまだニュースになっていません)
それでもやっと試験的ではありますがやってみると言うので今後に少し期待が持てそうです。
このまま一気に加速して対面授業を全体的に再開してもうことを何よりも願っています。
ハッピーなニュースの後は今後もこのようにコロナ禍が続くことが予想されるニュースです
ドゥマゲッティ市の隣の町ヴァレンシアでお祭り(フェスタ)による4日間のロックダウンがヴァレンシア市長の権限で実施されます。
10月11日から14日までロックダウンするとのことで、町の境に検問を作り他の街からヴァレンシアへの出入りができなくなります。
お祭り自体は10月12日なのですが、他の街からお祭りに来る人々を退けるために4日間街をロックダウンするという横暴ぶりです。
フェスタは本来1年に一度ありその街の個人や家族が友人や親せき、遠方にいる家族などお世話になっている人々を招待してご馳走などを振舞い日ごろの感謝を示す感じのお祭りです。
フィリピン人にとってこのフェスタはかなり大切なものでフェスタのために借金してみんなを振舞うほど昔からの伝統文化の一つです。
それを強制的に1市長の権限でロックダウンしてその街に出入りできないようにするなんて最低だと思います。
フィリピン全部がこのような横暴ぶりをしているわけではないと思いますが、完全なるトップダウン、権力に幅を利かせて上から命令するのがフィリピンの権力者は好きなので、ガキ大将のように傍若無人ぶりをこうして発揮する傾向にあります。
こういう態度が人権を侵害しているとか、教育レベルが低いと言われる所以で遇の骨頂だといつも思います。
最後にフィリピン全土で今から来年の5月の総選挙に向けてかなりの盛り上がりを見せています。
大統領選はフィリピンのボクシングの英雄マニー・パッキャオが名乗りを上げ、マルコスの長男、現大統領の娘、現副大統領も名乗りを上げ物凄い選挙になりそうです。
総選挙なので各町の市長や州知事選もあるので次から次へと立候補し始め6年に一度の大選挙戦争が勃発します。
日本のそれとは比べ物にならないほどかなり白熱しますし、誰かの家が燃やされたり、いろいろな事件が立て続けに起こるまさに選挙戦争になるでしょう。
コロナ禍なので少しは落ち着いてくれれば良いのですが、熱い暑い闘いがこれから始まって行きます。
前回の選挙はドゥマゲッティにいたのでそこまで凄まじくはなかったですが、それでもモノと金と人間と爆音が行きかい、火事はいくつかあったと思います。
町の有力者をいろいろ知っていたので彼らに凄い額のお金がもたらされ、いくらもらったのかとかコッソリ聴いたのを覚えています。
その辺の庶民にも数千ペソぐらいは平気でバラまかれ、それを目当てにいろいろ周っている輩も多くいました。
日本でも例外ではなくひた隠しにしているはずですが、選挙の本来の姿をフィリピンでわかりやすい形でいつも見せてもらっています。
近いようで遠い国フィリピンですが、本質、根本はそうどこの国も変わりません