何故今フィリピン教育移住なのか

何故今フィリピン教育移住なのか
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様々な理由を持ちフィリピン教育移住に踏み切る家族が増えている。
1か月ぐらいの短い期間の方も増えているが、まだそれなら日本や日本の学校に戻るから良い、何故1年以上もフィリピンにしかも田舎のドゥマゲッティまで小さなお子様を連れて教育のために移住を望むのか??
その理由には日本の未来への不安が一番大きいのではないか??
福島の原発問題それに対する日本政府の対応、この問題の後にやむなく海外に移住してくる方が増え、ドゥマゲッティにも移住者が増えたが今はそれよりもはるかに増え、年々数が増えている。
しかもこちらに1年の予定が2年にし、3年にしどんどん伸ばしている家族も良く話を聞く。
日本の方が暮らすにははるかに便利なはずなのに何故か??
その理由を今日は探っていこうと思う。

今迄かなりの数の教育移住者、家族のサポートをさせていただき現在でも毎月何組もの相談や実際に来る方の案内やサポートをしているが、そこから集めた主な理由や目的は以下の通り。

①子供に英語を学ばせたい
②子供に海外経験をさせたい

①と②が理由としては一番多いし、最初に相談を受けた時に目的を聞くと大概の人がそう答えます。
実際にこちらに来ると授業など英語で行うのでお子さんにもよりますが、英語がペラペラになるというよりも最低限英語が身につくのは確かです。
英語環境に慣れ、違和感がなくなり、外国人と接したり異なった考え方や価値観の人がいても受け入れられるようになってきます。
最低限これらは身に着きますのでそれだけでも成果はあります、日本にいては決して身に着きません、インターナショナルスクールにいてもやはり日本ですのでなかなか難しくもあります。
これからの時代英語が大切と言われ続けていますが、僕は英語という難しい言語を学ぶと言う感覚から抜け出さないと日本人はなかなか英語をコミニケーション手段として使えないと思います。
英語は所詮コミニケーション手段ですし、異なった言葉を話す他者とコミニケーションを取るための道具に過ぎません
普段から当たり前のようにクラスメイトや先生が英語を使っていたら慣れてきますし、最低限それが使えないと誰ともコミニケーション取れないということが子供達も理解してきます。
ただそれだけでは本当にフィリピンに来る意味はないと僕は思っています。
フィリピンの母国語は英語ではないですし、フィリピン人のアイデンティティーではないからです。
②をもう少し意識していただき、フィリピンじゃないとできない経験や何故フィリピンかというのを意識していただきたいです。
これからアジアの時代が来るのにフィリピンで学びいろいろな経験をするというのはお子様にとって僕は大切だと思います。
どこに行くにも何をやるにもこの経験は活かせるはずですのでそこを意識して世界を見てもらいたいです。

③親が海外に一度は住んでみたかった

これは実は多いのですが表面上は言えないらしく、かなりやりとりしてから「実は私達が行ってみたいんです」とおっしゃる方が多いです。(笑)
僕は別に親が行ってみたい、住んでいみたいで良いのではないかと思います。
子供を思った上での親の決断でもありますし、親の背中を子供は見ているので親がより楽しそうにしていたり、やりたいことをやっていたり、自ら選択したことであるなら理解してくれると思います。
最近は両親とも移住してこられこちらで何らかのビジネスやパソコンで仕事を始める方も出てきました。

④日本の将来や現在に失望して

これも実は多く、そこまで深く考えていないかもしれませんが根本にはこれが付いて回っているんではないかと思います。
こちらに住んでみて「閉塞感があり、周りの目を常に気にしなくてはいけない自由が少ない日本にはちょっと戻りたくないな」という親や子供も同じように感じる話を良く耳にします。
自然災害、原発、国の多額の借金、超少子化社会、政府、政治への不信などなどこのまま日本に居続けたらどうなるのだろうか?子供達の将来はどうなるのか?
みんなが疑問に思うことであり、何よりも物語っているのがたまに日本に帰ると見かける人々の元気がなさそうな顔、子供達の死んだような眼差し、ストレスを爆発させている人を良く見かけることなど、これは僕はちょっと異常だと感じます。
今日本も今までの古くブラックで根拠のない奴隷を扱うような考え方や働き方が見直され、時に爆発し事件が起こりやっと変わろうとはしていますが、自分が住む環境は本来自ら選べるわけであり、国を変えるというのも一つの手なんだよというのを僕は一つの選択肢としてご提案したいです。

⑤将来のためのステップアップにしたい


子供達のより良い未来のために、先を見据えてニュージランドやカナダなどに留学させたい移住したいという家族がまずはフィリピンに来て英語や海外感覚を身に着けてから準備するというのもあります。
まずは海外移住に合うか合わないかも含めこちらに来て暮らしながら考えるのもありです。フィリピンは同じアジアの国ですので人々が優しいですし、感覚が似ています、また常夏で物価も安いのでまずは試しに来る方が増えています。

⑥障害がある子供をこのまま日本で学ばせられない


最近相談を受けることが多くなっていますが、子供が障害があると認定され日本の学校に通えなくなってしまった、もしくは日本の学校や教育機関の扱いがひどく医者にもこのまま日本にいさせるのはお勧めできない、もしフィリピンで学べるならそれを強くお勧めしますと言われたという話が来ます。
ドゥマゲッティの学校では軽度の障害であれば入学可能ですし、他の生徒と同じ扱いになり伸び伸びと学べます。
実際に来られた方はフィリピンの方が遥かに良いと言いそのまま暮らしている方もいます。
こっちの人はあまり気にしないと言うのもありますし、障害がある子供でも神様からのギフトだと思う所があるのでより優しく接してくれたりします。

まとめ
フィリピン教育移住に来られる方々は上記のように様々な理由を持って来られますが、そこには大きな決断があり、本当に将来を見つめた勇気と希望と愛があると思います。
やっと様々な選択肢が受け入れられ理解される時代に日本は入ったので、来やすくなったとも言えますが、何よりも自ら選択肢を見つけ自ら選ぶというのが大切だと思います。

自らの頭で考え自ら選び行動するというのは言葉にすれば簡単ですがそこには大きな責任が生じ、リスクを自ら背負い進む勇気が必要です。
それができる日本にずっと居続ける日本人がどれだけいるでしょうか??
海外特にフィリピンでは誰のせいにもできませんし、自らすべて選択し責任を持つことをしないと生きるのは非常に難しくなります。
これからの世界はそういう当たり前のことはもちろん、最低限のコミニケーション手段である英語、異なった価値観や考え方の人々と隔たりなく接すること、他者の主張を受け入れかつ自分の主張を通したり、上手くアピールしないといけないこと、自分の国のことも世界のことも理解し自らの頭で考えた自らの言葉でそれを的確に説明できることなどができないと難しくなります。
残念ながら日本の教育ではそれらが難しく、まだずっと古い考え方偏差値や記憶力の勝負になっています。

フィリピンの方がこれらを学びやすく、かつ英語で授業をやりますので一石二鳥です。
日本にももちろん優れた考え方や価値観があり日本独自のものもあるのでそれらとフィリピンで学んだものを上手く融合させられれば世界に出た時にも自分の優れた武器になります。
日本は小さな島国だということを認識し井の中の蛙にならないようにするだけでも変わってきますし、外に出るという選択肢を持つことが大切です。
多様性の時代に合わせるにはこちらも選択肢を沢山持っていた方が良いと思います。
そこの1つの鍵がフィリピン教育移住だと僕は思います。
沢山の扉を開ける鍵を持っていれば様々な世界へアクセスでき、選択肢が増えていきます。
様々な鍵を手に入れ自分の理想の世界への扉を開ける
それを実現させるには哀しいですが今は日本ではないのかもしれません、、、

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