フィリピン教育移住の真のメリットとは?スペインとの深い繋がりと「英語以上の価値」を解説

フィリピン教育移住の真のメリットとは?スペインとの深い繋がりと「英語以上の価値」を解説
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はじめに

現在、僕は家族と共にスペインの拠点で過ごしています。(冬の間だけ)
スペインで生活し、現地の言葉や文化、慣習に深く触れれば触れるほど、「フィリピンがいかにスペインから強い影響を受けているか」を肌で感じずにはいられません。

逆に言えば、フィリピンで英語や現地の文化を身につけることは、スペインをはじめとするカトリック・ラテン諸国(ヨーロッパや中南米)への適応力を養うことにも繋がります。

今回は、スペインでの実体験から見えた「フィリピン教育移住」の本当の価値について、皆様と一緒に考えていきたいと思います。

1.言葉のルーツ:フィリピン現地語に息づく5,000〜10,000のスペイン語

スペインにいて驚くのは、「これもスペイン語だったのか!」という言葉がフィリピンの現地語に無数に混ざっていることです。

・ビサヤ語圏(ドゥマゲッティ)の特異性: フィリピンの中でも特にスペインの影響が色濃いのが、セブを中心としたヴィサヤ地方です。(スペイン時代の首都でもあったので、マゼランが上陸して殺されているのもセブ)
私たちが移住先としておすすめしているドゥマゲッティもこのエリアに属します。(ネグロス島の語源もスペインからです。当時肌が黒くアフリカ系のような先住民が居たからだと言われています)

・共通する語彙: タガログ語以上にスペイン語の語彙が混ざっていると言われ、実際にアポ島で出会ったスペイン人も「フィリピンの言葉はかなりスペイン語が混ざっていて、理解できる言葉が多い」と驚くほどです。

フィリピンで現地語を学ぶことは、将来的にスペイン語やポルトガル語・イタリア語やフランス語といったラテン系言語を習得するための、目に見えない大きなアドバンテージにもなります。

ドゥマゲッティの大聖堂ースペインの影響を大きく受けている

2.文化・慣習のルーツ:330年の統治が生んだ「ラテンなフィリピン」

フィリピンは330年以上にわたりスペインの統治下にありました。
そのため、現在のフィリピンの行事や文化のベースは、驚くほどスペイン由来のものです。

宗教とイベント: 国民の9割がカトリックであり、「世界一長いクリスマス」の習慣や、各地で開かれる「フィエスタ(祭)」も本家スペインの流れを汲んでいます。

食文化: お祝い事に欠かせない「レチョン(子豚の丸焼き)」をはじめ、名物料理の多くがスペイン由来です。(チョリソ、メヌド、エスカベッチェ、アドボ、カルデレータ、などなど)

ドゥマゲッティの街並みや歴史博物館を歩くと、アメリカや日本の統治以前に、いかにスペインがこの国の基礎を作ったかが分かります。
フィリピンで生活に慣れることは、南欧や中南米の国々へ「スッと入り込める強み」を手にすることと同義なのです。
(中南米の植民地との繋がりもスペイン時代から強くあります)

3.なぜ英語はフィリピンで学ぶべきなのか?

世界を舞台にするなら英語は必須ですが、なぜ「フィリピン」が良いのでしょうか。そこにはスペイン(欧州)と比較して見えてくる明確な理由があります。

実践的なビジネス英語の強さ: フィリピンは国の政策として英語教育に力を入れており、世界有数の「英語人材」を輩出しています。
(海外への出稼ぎからの収入がGDPの1割以上になり、国を挙げての政策になっている)

欧州との比較: 意外にもスペインやラテン語圏の人々は英語が苦手な傾向があり、現在必死に英語教育に力を入れています。(EUの中でも英語が苦手な国々)
現在スペイン語圏の移民を中心にスペイン経済は伸びているが、英語が話せるようになればもっと伸びていくと、子供の英語教育に力を入れている

【実体験:長女のケース】 ジョージアの英語学校で学び、フィリピンの現地校でアウトプットを鍛えたうちの長女は、現在スペインの公立中学校で「バイリンガルクラス」に入ることができました。
日本では不登校で療育手帳も持っていた彼女が、フィリピンで培った「英語」という武器と「サバイバル力」で、スペインの子供たちから憧れられる存在になり、人生を変えていっています。

フィリピンの建築物にも多くスペインの影響が見られます

4.「フィリピンらしさ」の正体は、スペイン譲りの人間らしさ

フィリピンの手続きの遅さや、休みの多さに戸惑う日本人は少なくありません。
しかし、スペインに来て感じました
これこそが「本家スペイン」譲りのスタイルなのかと(笑)

人権と自由の尊重: 頻繁なイベント、フィエスタとシエスタ(祭りと昼寝休憩文化)、日曜は働かないといった姿勢。
これは「働きすぎ」と言われる日本とは対極にありますが、自分たちの自由や時間を守るという強い意志の表れでもあります。

グローバルな適応力: 日本が「特別にきっちりしすぎている」だけで、世界の多くの国はフィリピン(そしてスペイン)に近い感覚で動いています。

さいごに:英語の先にある「真の国際感覚」を

「フィリピン教育移住=安い英語留学」という近視眼的な見方だけでは非常にもったいないです。

なぜマレーシアやフィジーではなく、フィリピンなのか?
そこには、かつての「無敵艦隊スペイン」が残した深い歴史的背景と、世界に通ずる価値観が詰まっています。

日本を飛び出し、英語だけでなく「多様な文化を受け入れ、生き抜く力」を身につけたい。
そう願うご家族にとって、ドゥマゲッティを含むフィリピンの環境は、最高の学び舎になるはずです
フィリピンで学べるのは何も英語だけではなく、スペイン語はじめ、ラテン語圏や中南米・カトリック教徒の国々にも繋がり、日本に居続けるよりもずっと世界基準に近い価値観や常識、教養を身に着けることができます

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