黒魔術やヒーラーがいるのはシキホール島だけではなく、ドゥマゲッティにも多くいる
しかもフィリピン伝統民間医療の一つヒロットはドゥマゲッティ発祥だと言われている。
今回はヒロットともシキホールのボロボロともまた違ったヒーリング
黒い紐を使った独特のもので、悪いところがある患者さんに直接触れることはなく
ヒーラーのおばちゃん自らに紐を結びつけたり、ほどいたりを繰り返し、天?精霊?からのお言葉をいただき、その言葉を患者さんに伝え、「こういう原因があってあなたはそこが悪いのです。こうしなさい、こうすればその悪いところが良くなりますよ」というもの。
僕も以前足を怪我して大変なことになった時に訪れたが、直接足に触れないのでビックリしたと同時に安心したのをよく覚えている。
今回は原因不明で、膝から下に時々力が入らなくなったり、痛くなり、歩けなくなってしまうほどになる方だったが
ヒーラーは自分の足の指に黒い紐を結びつけたり、ほどいたりして、何事かを誰かと交信しているようだった
「ほらね!?こうでしょ?」みたいに紐が結ばれていくのやほどいていくのを見せてくれるが何だかちんぷんかんぷんで何一つわからない、、、、
そして何度か結んだり、解いたり、おばちゃんがブツブツ話始めたりが繰り返され
「整いましたーー!」みたいな感じで突如話がはじまる
木が沢山あるところ、森や林のようなところに行った時にあなたは間違いをおかしました。
なので、金曜日の午後6時に何かしらの木、そうね、タリサイの木がいいわ
タリサイの木にチョコレートを3つ包み紙を開けて木に宿る精霊、ドワーフにチョコレートをお供えしてください
以上です。
ちなみに僕の時は原因はわからなかったが、やはり精霊に何かしらの粗相をしてしまったようで、今日の午後6時に自分の家の門の前に15センタボ(1ペソの下の通貨)をお供えして、精霊にごめんなさいとあやまってください
精霊にあやまっている、許しを請うている時は誰と話をしても、誰に見られてもいけません。
と言われた、なかなか不思議だけど興味深い話だ
実際の様子を動画で撮ったのでみていただきたいです
フィリピンはスペインに植民地化されて独自の文化や土着の文化がほとんど破壊され、キリスト教一色になってしまいました。
スペインが来る前の文化や伝統的なモノはかなり貴重だと僕は感じています。
なので、こういうスペイン以前の名残が残るものが未だに存在していることに大変な興味と、こういうものが失われずに残り続けて欲しいと切に思います
キリスト教化され、欧米化されている昨今、このヒーリングやヒロットすらもバカにされ、何かいけないもの、汚らわしいものだという認識も持たれてしまっています
(キリスト教や欧米の考えや価値観とは違うので)
真のフィリピンらしさ、フィリピン独自の文化を持てそれに誇りを自分達で持てない限り、フィリピンの真の独立や本当の自信を持つことはなかなか難しいと最近感じます
フィリピン人の本当の誇りを取り戻すために、本来のフィリピンを復活させるために
僕は今後活動をしていこうと決めました。