ドゥマゲッティでスパゲッティが繋いだ友情の絆

ドゥマゲッティでスパゲッティが繋いだ友情の絆
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これは毎年ドゥマゲッティにダイビングに来る日本人カップルとそれを毎年温かく迎えてくれるフィリピン人家族の物語である

そしてその物語にはいつもスパゲッティが登場する

出会いは3年前、先にドゥマゲッティに遊びに来てくれた友人カップルの紹介で初めてドゥマゲッティを訪れた日本人カップル

旅好きなこのカップルにダイビングだけでなく、このドゥマゲッティのしかもディープなところを見せてあげたいと思いいつもお世話になっている近所のおばちゃんを紹介した。

おばちゃんはこの二人を無償に歓迎してくれ、スパゲッティを振る舞ってくれた

ドゥマゲッティでスパゲッティ

親父ギャグのようなことからこの物語ははじまる

 

フィリピンは長くいろいろな国に植民地支配されていたのにも関わらず外国人を無償で歓迎してくれる。

しかし、実はすごくその人のことを見ている、感じている。

いつも笑顔で冗談が好きで優しく豪快なおばちゃんは、まずはこの日本人カップルに振る舞いをし、そして僕に「この日本人カップルはすごく良い人達だと私は感じる」と僕に言い、自分の勘に従い、ここから受け入れはじめる

まず歓迎し、相手を観察し、受け入れはじめる

一見誰でも受け入れ、仲良くなるフィリピン人に見えるが

本当に受け入れてもらうのはけっこう難しい

以前欧米人の友人を紹介したが、自分の主張が激しく、出されたものをこれは私は食べれない、これは何が入っているのか?と手あたり次第聞きまくる人を彼女は受け入れていない

言葉は少ししか通じないが急速に意気投合した両者は、滞在中に日本人カップルが何度かおばちゃんの所に通い、様々なことを教えてもらう

興味深げにドゥマゲッティやフィリピンのこと、現地の言葉ヴィサヤ語を聞く二人におばちゃんはさらに好意を持ち

二人が日本に帰国する時にお土産をあげる

そこから両者の交流がはじまった。

日本からドゥマゲッティで撮った写真と感謝の気持ちを込めた手紙を送る

毎回来るたびに料理を振る舞い、手紙を渡すおばちゃん

離れていても両者の絆は繋がっている

日本で何かが起こると「あの二人は大丈夫かな?」と心配するおばちゃん

「イッサおばちゃんと家族元気かな?」と毎回日本で会う度に気にかけてくれる日本人カップル

そして今年もまた日本人カップルはイッサおばちゃんの所を訪れた

イッサおばちゃんに「あの二人は次いつ来るんだい?」と何回も聞かれ、待ちに待ったその時が来た時には満面の笑顔とイッサ特性の料理とあのスパゲッティでもてなしてくれる。

あまり多くの言葉はいらない、笑顔と相手が無事でいてさえくれれば

ドゥマゲッティでスパゲッティからはじまった絆

スパゲッティのように末長くお幸せに

 

 

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