今年も台風や地震が猛威を振るっていますが、ここで勘違いや間違った情報が錯綜しているようなので、ドゥマゲッティの天気や自然災害などの情報をまとめておきたいと思います。
18年間フィリピンと関わってきて、ダイビングや自然を相手にした仕事を長年やっているので天気や自然災害に関しては人一倍敏感だと思います。
長年フィリピンに住む僕がその経験や実際の話を踏まえまとめてみたいと思います。
まずよーく聞かれるのですが最初に言っておきたいのがドゥマゲッティには台風はまず来ません。ここ5年以上来ていません。(直撃、上陸しません)
位置関係を確認していただきたいのですが、同じフィリピンと言っても広く、台風の影響を大きく受けるマニラのあるルソン島や、その周辺の島々、サマール島やスーパー台風が直撃したレイテ島であってもドゥマゲッティのあるネグロスオリエンタル州からははるか北にあります。
それに台風に関しては日本の方がよっほど大変です。
ドゥマゲッティはせいぜい風が強くなり、雨が降るぐらいです。
年間の天気もドゥマゲッティは他のマニラなどのルソン島とは異なり、雨季と乾季の差はあまりありません。
今雨季ですよね?と良く聞かれますが、雨が降りやすい時期であって他の国の雨季や日本の梅雨のようなものとは異なります。
6月後半ぐらいから10月ぐらいまで南西の季節風ハバガットの季節になるので湿った暖かい季節風が吹き雨が降りやすくはなります。
しかし、1日中ずっと雨の日はまれで、朝晩雨が降りやすいぐらいで、天気は変わりやすいですが、毎日雨のわけではなく、晴れの日も多いです。
11月から3月までは北東の季節風アミハンの時期にあたるので、冷たい乾いた風が吹くので乾季と呼ばれていますが、これもまたずっと雨が降らないわけではなく、比較的晴れの日が多いというだけで特に乾季だなと感じることはほぼありません。
ちなみにその二つの季節風の中間にあたる4月から6月は季節風が止まり、風がなくなるので暑くなるし晴れの日も多くなるのでこちらでは真夏と言われています。
ドゥマゲッティの学校はこの時期夏休みにあたり、海が最も美しく、旅行シーズンや海シーズンになります。
次に地震ですが日本と同じようにフィリピン海プレートなどがありますので、地震は起こりますが日本ほど頻繁じゃないですし、被害がそこまで出ているわけではないです。ここドゥマゲッティではここ5年間は大きな地震はなく、揺れを感じるぐらいの地震も年に数回ぐらいしかありません。
ミンダナオ島やルソン島などでは活断層はあるようですが、ここネグロス島セブ島などのヴィサヤ地域では明確な活断層が発達していないらしく、大きな地震が頻発することは今までほぼなく、絶対安全だということはありませんが、比較的地震が少ない地域だとは言えると思います。
ドゥマゲッティが国内外から認められるリタイア先にお勧めの街となっていることからも、ドゥマゲッティが自然災害が少なく、気候も安定していて住みやすい街と認められている証拠でもあります。
常夏ですので年間を通して暖かく、年平均気温は27度ぐらい、年間通してTシャツ短パンビーサンで過ごせます。
一番暑い時期でも35度以上になることはなく、日本の夏よりも過ごしやすいです。
まだリタイアメントヴィザも永住ヴィザもすごく取りやすい国なのでこれを最大限利用して、フィリピンの中でも災害が少なく、天候も安定していて治安も良いドゥマゲッティにロングステイ、移住してくるのも選択肢としてありだと思います。
日本の寒い時期や極暑い時期だけドゥマゲッティに避難してくるのもありだと思います。
(欧米人は寒い時期だけこちらに移住してくるなど選択肢として取り入れています)
災害大国日本、これからどうなるか誰にもわからない、政治的にも不安を抱えていると思うので、もう一つや二つ住む場所があるというのは本当の意味でのリスクマネイジメントになると思います。
リスクを真に考え、リスク分散、住む場所、環境もいろいろ選べ自分で取捨選択していける自由