ドゥマゲッティの有名ヒーラーを訪ねて

ドゥマゲッティの有名ヒーラーを訪ねて
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最近立て続けにドゥマゲッティやシキホール島のヒーリング、ヒロット、黒魔術を案内して欲しい、解説&通訳して欲しいという依頼があった

シキホール島は黒魔術で特に有名なのだが、ドゥマゲッティもヒロット発祥の地のようだし、様々なヒーリングや魔術がまだ存在する。

今回はそんな中ヒーラー巡り中の話の中で新たに紹介してもらったヒーラー、しかも主に黒魔術をとる、癒すヒーラーさんを紹介します。

 

フィリピンの本物のヒーラーさんはだいたい儲けをあまり考えていなく、商業的ではなく、

どちらかと言ったら自分の力、ギフトを困って来る人に別けてあげよう、神様からの使命のようなものだからしょうがないとわりとふわーっとしている人が多く

だいたい普通もしくは少し貧しい自宅でやっていることが多く今回もそうだった

ちょっと貧しいバラック一歩手前ぐらいの家がかなり集合したところの奥にヒーラーの家はあり、一見特別なところはないが近所の人に尋ねるとすぐにあそこの家だと知っている

天井が低く、薄暗い家で生活臭超丸出しで実際にヒーリングをやる神棚のような場所のすぐ壁をはさんで裏はトイレだし、その目の前で料理しているし

本当に大丈夫かな?っとちょっと不安になる感じ

当の本人は時間を指定してきたのにも関わらず市場に魚を買いに行っちゃったとかでなかなか来ない

外国人が珍しいのかその家の子供達らしい子がこちらを遠巻きに見て、少し慣れるとわざわざ目の前まで来て何かを確認し,また去っていく。

写真を撮るとすごく照れるがまんざらでもない様子、気が付いたらすぐ近くにいて興味津々

そんなこんなで30分以上は待っていたが、何の悪びれもなく、ふらーっとヒーラーさんは現れ、あ、君たちか早速やろうやろうみたいな感じでいきなりヒーリングがはじまる

まずはやってみる、みたいなスタンスで突如はじまった

紹介してくれた人の話では、その人の彼女が以前原因不明で急に2週間不眠になり、ご飯を食べれなくなって大変な状態になっていた時にこのヒーラーにみてもらい、その夜見事に寝れて回復したと言う。

その時の話では以前付き合って結婚まで考えていた彼氏に、結婚を断り別れたので黒魔術をかけられたのが原因だったそうだ。

このヒーラーさんは黒魔術をとる、癒すのが特に有名な方で

この日もこの後フィリピン人がどんどんみてもらうためにこの小さな家におしかけていた。

黒魔術をかける黒魔術界?ではかなり有名な方で敵とみなされていて、日々原因不明の病気や、病状を助け、だいたいが黒魔術の仕業だがそれをとり癒しているそうだ。

百聞は一見にしかずまずは動画をご覧ください

動画ではわかりずらいかもしれないが、ヒーラーさんややってもらった人々の解説によると、頭にエクストラバージンオリーブオイル(聖水的な要素)をかけ、手や息で邪気を払う、呪文のようなものを唱えながらそれを繰り返す

そうすると黒魔術が解ける、その人にかけられている人の念がおさまる、取り除けるそうだ。

エクストラバージンオリーブオイルのところが何とも現代的だし、理にかなっているようだし、ほんまかいな?っと思う所もありそのギリギリラインで面白いが

シキホール島のような黒魔術士が多い場所や念が多い所では特にこの人が処方した?エクストラバージンオリーブオイルを常に携帯し、何か身体に変化があったら少しオリーブオイルを飲む、もしくはその部位につけてあげると取れるらしい。

実際にここを訪れるフィリピン人の患者?達はエクストラバージンオリーブオイルを持参していて、このヒーラーさんに渡し、新たな特別オリーブオイルを作ってもらっている。

それを売りだすわけでもなく、僕らには何故か無料でくれた

いろいろ親切に教えてくれるし、オイルも持って行きなこれが必要なはずだみたいに気前よくくれるし、写真も動画も全然OKだし、何だか面食らうが

他のヒロットやヒーラーさん達もそうなので、みんな全然気にしないんだろう。

全くいやらしいところもなくみんな自然体だし、何だかくつろげて安全で居心地が良い不思議な空間だった。

実はこの時案内して欲しいと頼まれた人も原因不明の不眠が続いていたが、このヒーラーにやってもらった夜は、本人疲れていたせいもあると言っていたが久しぶりにぐっすり寝れたらしい。

スペインやアメリカに自国の文化や宗教感までぐちゃぐちゃにされ、破壊され強制されたフィリピンにまだこんな考え方や風習が残っているというのを確認できただけで僕はすごく興味深かったし、何だか安心した

フィリピンもやっぱりアジアだし、見えない世界が同居する神秘的世界でもある

フィリピンのオリジナルや独自のものを普段の生活ではなかなか見られなく、フィリピンという国がよくわからなくなるが、こういうのを体験するとフィリピンらしさを見られて僕は安心するし、この国にいて良かったなと感じる

見える世界と見えない世界、アメリカンなフィリピンと本来のフィリピンまさにハロハロワールド

 

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