この年末に毎年その年はどうだったかを振り返りこのブログにしたためています
去年はコロナが始まり、ドゥマゲッティで壮絶なロックダウンを味わい一瞬にして仕事を全て失いました。
3か月間ロックダウン生活を耐え何とかギリギリに運良く日本に帰って来る機会に恵まれました。
あれから1年半経ちますが未だにドゥマゲッティには戻れません。向こうに残してきているモノも多く、スタッフも友人もいますし、永住ヴィザがあるので戻ろうと思えば戻れますが、仕事がまだありません。まだそのような状況ではありません。
今年の6月から1年間疎開していたような日本を離れジョージアに拠点を移しました。
日本での生活は確かに安心、快適なのかもしれませんが僕にはつまらなく、自分らしさを活かせない、かりそめの生活だったように思えます。
現在はジョージアでジョージアコーディネーターを立ち上げ、ジョージア移住のコーディネートやビジネスコーディネートなどを行い既にクライアントも何組かいます。
https://georgia.journey-coordinator.com/
来年になればドゥマゲッティに戻れるのか?まだ未確定情報しかなく、入国緩和は始まっていますが、オミクロン株で少し引っ込んだのと、何よりも学校の対面授業が始まっていないので定かではありません。
そこに追い打ちをかけスーパー台風がドゥマゲッティがあるネグロス島、隣のボホール島、シキホール島、ミンダナオ島そしてセブ島に直撃しました。
被害は甚大で1カ月以上インフラが整わないと思います。
ネグロス島の方がセブ島に比べ被害が少なかったようです。それでも水、電気、ネットなどのライフラインが復活するのに相当の時間がかかっています。
死者も50名以上出ています。
コロナ騒ぎどころではないと思います。
人間が起こした人災でもあると僕は思います
こんな時期に台風はまず今まで来なかったですし、ネグロス島まで台風が直撃することはかなり稀でした。
それがここ5年で急変し12月のこの時期に台風が来てしかも進路を大幅に変えています。
人間の環境破壊による気候変動が原因だと思います。
僕らが20年以上やってきた観光業やダイビングの方も海外からの客がまだ入って来れず、この台風でインフラやダイビングに行くボートや港すらボロボロになってしまいました。
1年半以上にも及ぶコロナそしてこのスーパー台風で現地にいる友人達は途方に暮れています。
それでも希望は捨てずに虎視眈々とタイミングを常に狙っています。
ゴーサインが出たら躊躇せずにタイミングを計りながらただ進むべし、行動することが重要だと思います。
何もドゥマゲッティを捨てたわけではないし、諦めたわけでもありません。
戻れる時は戻ります、まだまだやり残してきたことが沢山ありますし、永住ヴィザ(クオータヴィザ)がありますので、それこそ永住の付き合いになるでしょう。
このコロナ禍は災害や戦争みたいなものなので、誰にもなかなかこの状況を変えることができないのが厄介です。
この機会を最大限に活かし今何ができるのか?どういう選択肢があるのか?を自ら選びわからないなりに行動してみることが求められるのかなと思っています。
その中でまだドゥマゲッティに戻ることは今僕の中ではベストな選択ではないのです。
こんな暗中模索な状態で今現在ジョージアに辿り着け、パートナーと子供達に出会え
仕事までほんの少しではあるがもらえていることにただただ感謝します。
2021年を振り返っても土壇場ではあるかもしれませんが、僕は人に恵まれ、様々なことに恵まれ、今まで以上に行動できたこと、変化し続けられていることに本当に感謝します。
来年はドゥマゲッティに戻れることを祈っていますが、何よりもそのタイミングが来ることを諦めずに思い続け、その機会が来た時は全力で求められることをしていこうと思います。
今年は叶いませんでしたが、来年は皆様にドゥマゲッティでお会いできること、皆様のドゥマゲッティやフィリピンでのお手伝いができることを願っています。
止まない雨はない、必ず再び光が現れることがあるでしょう
またお会いできる日まで日々を精一杯生きていきましょう!
2021年12月25日 本当のクリスマスではないジョージアにて
(ジョージアのクリスマスは1月7日)
五十嵐 唯