ドゥマゲッティで不動産、物件を探す時の注意点

ドゥマゲッティで不動産、物件を探す時の注意点
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前回に引き続き、フィリピン17年、様々な国で暮らしてきた経験を活かし、またドゥマゲッティや、ネグロス島での不動産、物件探しのサポートの経験を活かし、また

私自身現在最悪とも言える環境の下で暮らしているので尚更言えることでもある

今回はドゥマゲッティで不動産探しの注意点、物件選びの際の注意点を7つ紹介します

 

①現地の不動産会社や現地の知り合い、友人の意見は半分半分ぐらいで聞くのが良い

これはフィリピン人特にドゥマゲッティのような田舎のフィリピン人の感覚と日本人の感覚が大きくずれていることを考慮にいれないと後で困ってしまうということ

おわかりの人も多いと思うがフィリピン人は「大丈夫、大丈夫!!」が口癖

ましてやその大丈夫の範囲が田舎だともっと大きい(現地の人にとって)

不動産会社は当然のように売りたい物件があり、責任はまったく取ってくれない

「ここは良い物件です、大丈夫!!」というのが関の山

その物件の良いところばかりあげ、リスクやデメリットはほぼか全く言いません。

現地に友人や知人がいる場合も、彼ら、彼女らは親切心で言っていますが、感覚のずれが大きいので後から痛い目を見てしまうのは自分自身です。

 

②不動産の周りの環境特に騒音に注意せよ

これは僕自身が現在痛いほど味わっていること

現在の住まいは2階建ての2棟繋がりの一軒家で、3年半ほど住んでいますが

騒音が凄まじくとてもじゃないが落ち着いて住める環境ではありません

この地区に住んでいる友人の紹介で引っ越ししましたが、案の定「大丈夫!!」の一点張り、住んでみたら道路に面しているのでバイクの音や人が夜中まで騒いでいる音がなかなか凄い

隣にカラオケ店ができ爆音が毎日凄い、向かいの家がでっかいステレオで毎日DJきどりでディスコミュージックをかけその爆音が頭が痛くなるほどのすさまじさ

極めつけは裏の家にバカでかい声の家族がいて、朝6時前、夜は夫婦喧嘩で12時ぐらいまでうるさい、今の家は壁が薄いので寝ている時耳元で怒鳴られているように聞こえます。

購入する、もしくは借りる物件の周りはできるだけ現地の人が住んでいない、もしくは住むであろうスペースがない家が良く、メインや大きな道路から離れているのをお勧めします。

人が住んでいる=田舎では一家に一羽は闘鶏用や食べる用の鶏を飼っていますので

鶏の凄まじい鳴き声、人が沢山住んでいるところには野良犬も多いので、犬の夜中まで何故かなく凄まじい鳴き声、その他豚、ヤギなどの悲鳴に近い鳴き声もなかなかハードです。

白人で移住される方々はそれは極端ですが山の上の方や山の中、海沿いで周りに家がない場所を好んで選んでいます。

それだけ田舎のフィリピン人は周りの人には無頓着で、お互いさまだと思っているので全く気にしません。

「ちょっと静かにしてもらえますか?」と注意するとキョトンとした顔をされ、少し音を下げてくれますが、数時間後もしくは翌日には確実に同じことの繰り返しになり埒があきません。

 

③大家、土地のオーナーをしっかり選べ

賃貸の場合は大家さん、土地や家を購入やリースする場合は土地のオーナーもしっかり選び、見極める必要があります。思わぬトラブルに見舞われることもあります。

土地のオーナーが借りている土地の木を勝手に切ってしまい売ってしまったり(当然フィリピンでも犯罪です)

日本でも友人が被害を受けましたが、こっちでも土地のオーナーや大家が何らかの嫉妬心を抱き嫌がらせしてくることもありますので、大家や土地のオーナーとの関係性をしっかり築くことが大切です。

ドゥマゲッティは田舎なので特に人次第、腹6分で境界線を置き、しっかりとした関係性を築いて入ればトラブルは回避できます。

うちの大家さんは実家で採れたバナナやアボカドを持って来てくれたり、頼めば庭の掃除や、修理も無償でやってくれます。

その代り彼女が困っている時例えばフェスタや誕生日でお金が必要な時は家賃を2か月、3か月分先に払うとかで持ちつ持たれつの関係を築いています。

 

④隣人に注意

隣人トラブルは日本でもあり、なかなか避けようがないですが、日本ではちょっと考えられないこともフィリピンではありますので注意が必要です

特に田舎ドゥマゲッティでは田舎ならではのフィリピンあるあるが起こります。

まず隣人やお隣さんが大家族でないか注意が必要です。

今私が住んでいる二階建ての家は一人でずっと住んでいますが、まったく同じタイプの家がもう一軒横並びにあり、フィリピン人の家族が引っ越してくるとこの家に何十人と住みます。

人が多いので出入りも多く、勝手に隣で氷を売ったり、コピーのビジネスを始め出すので、近所の人が大声で買いに来たりと滅茶苦茶です。

また、大家さんによっては家や部屋の壁に何か取り付けたり、改造しても構わないと言う方がいるので、隣の家で壁に穴をあけたり、家具を取り付けたり、作ったりと騒音

がたえません。

隣人がフィリピン人以外でもトラブルは起こり、特に韓国人、中国人はなかなか大変なようでアパートによっては受け入れない所もあります。

そこまで気にする必要はないかもしれませんが、気にする方はしっかりした大家さんのアパートや家を探し、うるさい人、大家族、トラブルを起こしそうな人種は受け付けていない所を探した方が良いです。

 

⑤日当たりの良い、南向きの部屋には注意

日本では日当たりの良い家、南向きの部屋などが好まれますが、フィリピンでは逆です。

一年中暑く特に日差しが強く、雨が比較的少ないネグロスでは日が良く当たる部屋はなかなか大変です。

部屋が暑いのでエアコンの消費量も増え、経済的にも高くつきます

(フィリピンの電気代は日本より高くばかになりません)

 

⑥契約時の注意点

一口に契約書と言っても賃貸物件でもその大家により異なり、不動産購入の場合はもっと複雑になってきます。

フィリピンはアメリカを真似るところがあり、良いんだか悪いんだか契約社会です。

弁護士に頼み、弁護士が間に入り、それぞれの家やアパートの契約書を作っています。

その数も膨大で複雑なものが多いです。

法律用語も難しい英語も多いので、わからなかったらいちいちこれはどういうことか?と確認すると良いです。

また契約書内にあっても頼めば削除してもらえたり、変更してもらえることも結構あります。

特に田舎ですので最後は人次第

頼むよーーで何とかなってしまうのもドゥマゲッティの良いところです。

すべてしっかり確認した上で署名しましょう、署名してしまったらすべてわかったと言うことの証明です。後戻りはできない場合もあります。

不動産購入の場合は契約書がめちゃくちゃあったり、書類も多岐にわたりますが、すべてしっかり確認してください、同じものでも日にちをまたいだり、再び作成したものはもう一度しっかりチェックしてください。(後日契約書の金額や内容が変わっていたなんてこともあります)

 

⑦相手をリスペクトする気持ちを忘れない、しっかりとした日本人でいる

不動産探し、物件探しと言っても結局は相手は人間です

大家さん、土地、家のオーナーに対してしっかりとしたリスペクトの心を持ち接すれば相手も悪いことはそうそうしてきません。

そもそも日本人だということ自体で私たちは得をしています、ドゥマゲッティ、ネグロスでは日本人は礼儀正しく、誠実で正直、信用できる人種だと思われています。

どんなに条件が厳しいアパートや貸家でも日本人ならすんなり入れてくれます。

日本人になら売りたい、貸したいという不動産も多くあります

その期待を裏切らないように相手をリスペクトする日本人の良さを忘れずに、相手が求める日本人像であれるように努力してみてください

きっと良い物件が見つかり、大家さんやオーナーと良い人間関係が結べると思います。

 

まとめ

備えあれば患いなし

フィリピン、ドゥマゲッティでは予期せぬこと、想像もつかないことが起こる可能性が日本よりは高いです

たいがいにおいて特にドゥマゲッティではそこまでトラブルが起こることはありませんが

何が起こる可能性があるか、どういうリスクがあるのか勉強し、注意をし、準備しておくことも重要です

現地の人をリスペクトし文化や慣習、言葉を理解することの努力を続けることも重要です
またかと言って近所の人とべったりするとトラブルの元です

腹6分で距離感や境界線をうまく持ってフィリピンの人と接することも大切です。
うまいバランス感覚、自分が外国人だということを常に忘れないこと

海外に住んでいる、海外に住まわせてもらっていることを忘れず、有難いことだと思い
日々の生活に臨むことが大切です。
住めば都、本当の都にするには自分自身の努力と精進が必要です

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