ドゥマゲッティニュースの時間がやってまいりました。まず最初のニュースです。
11月25日はドゥマゲッティ市全体のフィエスタ(お祭り)です。
2,3日かけてどこの家でも盛大にやっていくのですが今年もコロナ禍なので身内や家族だけのものになっているはずです。
フィリピンのフェスタはもともとはスペインの影響だと思いますが、中南米などと似ていて、ここぞとばかりにフェスタの2日間は借金してまでご馳走を用意し見栄を張りまくります。
日本の正月にも似ている感じですが、もっと盛大で最終的には誰かれ構わず振舞う、来るものは拒まずみんなウェルカムなフィリピン人気質がもろに出ている一大イベントなので僕は好きです。
家族、親戚はもちろん親しい友人やその友人までどんどん招くし、大物ゲストが来れば来るほどその家のステータス、見栄が張れるので昔からよくいろいろな家に招かれました。
(ヴィサヤ語が話せる日本人は超珍しいので)
そのフィリピン全土で唯一と言っても過言じゃないほどの伝統文化が昨今失われて来ていて、お金がかかるし、めんどくさいし、時間も取られるので都会を皮切りにフェスタをしないと言う家が増えてきたのには驚きを隠せません。
まだドゥマゲッティでは結構残っているので安心していましたが、このコロナ禍で2年目のフェスタを迎え、強制的に超縮小を余儀なくされているのでこれを機にコロナ後もフェスタやらないと言う家がどんどん増えるのではないかと危惧しています。
上記しましたがフィエスタがなくなったフィリピンはますます文化が失われ、フィリピンのアイデンティティ、フィリピンらしさが衰退していっているので非常に哀しいです。
日本のお祭り、伝統文化もそうだと思いますが廃れさせてはいけない、廃れてからでは取り返しがつかないものそれの最大級に大きなものがフィリピンのフィエスタだと僕は思います。
次にワクチン未接種者に対する圧力が世界中で高まっていますが、フィリピンでも例外ではありません。
ヨーロッパの国々では大規模なデモが行われ、ここジョージアでも行っていますが、僕が心配なのがフィリピンは最近日本と同様に教育を皮切りに洗脳教育のようなものが効果を成していて、アメリカの言いなり、デモや抗議もあまり行われなくなりました。
考える頭がない、行動する勇気も気力もなくなっている人々を良く見かけ、お金ですぐになびいてしまう、上から圧力をかけられすぐにヘコヘコ言いなりになる。
今の選挙期間などまさにそのような感じです。
前置きが長くなってしまいましたが、12月1日からワクチン未接種者が仕事に出る場合実費負担のPCR陰性証明書を提出しない限り仕事に出れないことになるそうです。
それでも陰性証明書を提出しない未接種者は解雇されることもやむを得ないそうです。
貧困層がますます追い詰められていく構造ですし、ワクチンを打たないと選択した人々の人権も損なう横暴が世界中で起こっています。
世界はフィリピンはどうなっていくのか?
申し訳ありませんがこのような状態ではフィリピンに戻ることはまだ判断できないので、世界の中でもまだ緩いジョージアにもう少し落ち着くまでいるという選択を今は取ります。
フィリピンで皆様とお会いできる日が早く来ることを願ってやみません。